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ソニーのSnapdragon 888搭載フラグシップ「Xperia 1 III」を写真でチェック
2021年4月14日 16:35
ソニーから、Xperiaシリーズ最新モデルとして発表された「Xperia 1 III」と「Xpera 10 III」。今回、外観のみとなるが、いち早く実機を撮影する機会を得たので、それぞれの実機写真を紹介する。
Xperia 1 III
Xperia 1 IIIは、Xperia 1 IIの後継として位置付けられる、Xperiaシリーズ最新のフラッグシップモデルだ。デザインは従来モデルから大きく変わっておらず、ディスプレイ側から見ると、見た目にはほとんど違いが感じられない。
ただ、Xperia 1 IIIでは背面ガラスがフロスト仕様(いわゆるすりガラス)となっているため、Xperia 1 IIのような光沢感はあまりなく、落ち着いた印象だ。光沢感の強いXperia 1 IIのほうが高級感があるものの、このあたりは好みによって印象が変わるだろう。個人的には、フロストガラスの方が指紋の痕がはっきりと残らないため、好印象だった。
今回は5G Sub6対応モデルのみ手にできたが、サイズ感はXperia 1 IIとほとんど違いが感じられず、手にした印象もXperia 1 IIとほとんど変わらない。重量もXperia 1 IIから5gほど重くなっているが、こちらも違いは感じられなかった。とはいえ、やや大ぶりな筐体なのは従来同様なので、手の小さな人には少々手に余ると感じるかもしれない。
背面カメラ部は、従来モデルからひとまわり大きくなっている。これは、望遠レンズに屈曲光学系レンズを採用していることが影響している感じだ。ただ、カメラ部の盛り上がりは、近年のスマートフォンの中では低い方で、こちらは従来モデルとほとんど変わっていない。
前面カメラは800万画素で、従来同様にディスプレイ上部ベゼルに配置。そのため、ディスプレイには切り欠きやパンチホールはない。
ポート類は、下部側面にUSB Type-C、上部側面に3.5mmオーディオジャックを配置。また左側面にはSIMカードトレイがある。SIMカードトレイにはNano SIMを2枚装着可能で、一方はmicroSDカードとの排他利用となる。
右側面には、上からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタンがあり、Xperia 5 IIより搭載されている「Googleアシスタントキー」を新たに搭載。また、シャッターボタンも引き続き搭載しているが、操作性を高めるためにボタン上部がエンボス加工されている。
専用ケースのスタンド機能付きカバーは、Xperia 1 IIIを横向きに立てて置けるスタンドが背面に用意されており、動画コンテンツを視聴する場合などに便利。また、裏面カメラまわりはケースが黒で塗装されており、光が反射して映り込まないように配慮されている。
Xperia 10 III
Xperia 10 IIIは、Xperiaのミドルレンジモデルとして初の5G対応モデルだ。とはいえ、デザインは従来モデルを踏襲しており、Xperia 1 III同様に見た目にはジュライモデルから大きな変化は感じられない。
実際に手にしてみると、Xperia 1 IIIよりコンパクトで持ちやすいという印象だ。ただ、従来モデルのXperia 10 IIIと持ち比べでは、ほとんど違いは感じられなかった。とはいえ、Xperia 10 IIと並べてみると、サイズがコンパクトになっていることがはっきりわかる。
カラーは、ブラック、ホワイト、ブルー、レッドの4色で、こちらはXperia 1 IIIに比べるとポップな印象で、このあたりはミドルレンジモデルらしい部分だろう。
ディスプレイ部は、Xperia 1 III同様の対称デザインを採用しており、バランスの取れた美しいデザインと感じる。
背面カメラは従来モデル同様の3眼仕様だ。レンズの仕様は異なるものの、見た目にはその違いは全くと言っていいほど分からない。カメラ部の盛り上がりも同様だ。前面カメラは、こちらもディスプレイ上部のベゼル部に搭載する。ディスプレイに切り欠きやパンチホールがない点も従来同様だ。
下部側面にはUSB Type-Cポート、上部側面には3.5mmオーディオジャックを配置。左側面にはSIMカードトレイがある。右側面の物理ボタンは、上部からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタン、シャッターボタンとなる。
専用ケースのスタンド機能付きカバーは、仕様はXperia 1 IIIと同じだ。