ニュース

映画鑑賞中にポテチを食べると、AIが自動的に字幕をオン。Chrome拡張が公開

 コロナ禍で自宅で動画を見て過ごす時間が増えている人も多いだろう。映画館では、他人の迷惑になるので音が出る食べ物を食べるのははばかられるが、自宅では、とくに独りならそういう遠慮をする必要はない。しかし、静かなシーンだと自分の咀嚼音のせいで、台詞が聞こえにくくなることもある。そういうニーズに対応するChrome拡張がBLISS interactiveから公開された。

 「Crispy Subtitles from Lay’s」をChromeにインストールすると、パソコンのマイクがポテチなどの咀嚼音が発声したのを検知し、自動的にその間だけYouTubeの字幕機能をオンにする。

 機能自体は単純明快だが、このChrome拡張の開発にあたり、開発元は、ベトナム、アメリカ、ポルトガル、フランスなど、世界中のポテチ咀嚼音を合計178時間分も録音し、AIに学習させたという。

 ちなみに、この機能を利用するには、その動画に字幕が設定されている必要があり、同拡張機能はChromeの字幕の言語設定に従った字幕を表示する。すべてのYouTube動画に字幕があるわけではなく、かつ日本語字幕が設定されている動画はさらに少数派だが、動画の音声が英語の場合、YouTubeの字幕自動生成と翻訳機能をオンにしておけば、機械翻訳となるが、一応日本語字幕を出すことはできる。