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FirefoxからFlashが抹消

 Mozillaは26日(現地時間)、Firefoxの最新版となるバージョン85.0を公開した。

 85.0では、秘密裏にユーザーのWebブラウジングの追跡を行なうSupercookieに対する防御機能を搭載。Supercookieは従来のcookieとは異なる方法で追跡を行なうもので、cookieを削除したとしても関係なく動作するのが特徴。Firefoxには以前より不明なトラッカーからのcookieをブロックする機能が搭載されているが、今回の実装でより安全性が増した。

 別の新機能としては、ブックマークの保存とアクセスをより簡単にし、保存されたブックマークの推奨位置を記憶するとともに、新規タブに標準でブックマークツールバーを表示するようになった。また、パスワードマネージャで保存されたログイン情報のすべてをワンクリックで消せるようになり、個々に削除する必要がなくなった。

 このほか、今回のバージョンで、Adobe Flashのサポートが完全に打ち切られた。Flashの設定がなくなっており、利用不可能となった。Flashは19日に配信されたGoogle Chromeのバージョン88からも削除されており、昨年(2020年)12月31日にAdobeがサポートを終了して以降、着実に排除が進んでいる。