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Apple Watchの心電図が国内で利用可能に。心房細動の兆候の通知やPDF共有も

心電図アプリケーション機能

 Appleは、同社のスマートウォッチ「Apple Watch Series 4」以降が搭載する心電図アプリケーション機能について、国内向けの提供開始を予告した。今後公開されるiOS 14.4以降およびwatchOS 7.3以降の適用で利用可能となる。

 心電図アプリケーション機能は、本体裏のクリスタルとDigital Crownの電極を利用して、第I誘導心電図に類似した心電図を記録できるもの。アプリを起動してDigital Crownに触れることで心臓を通る電気信号を記録し、心拍リズムを心房細動、洞調律、低心拍数、高心拍数、判定不能に分類する。記録結果はiPhoneのヘルスケアアプリ内に保管され、PDF形式で医師との共有も行なえる。

 また、Apple Watch Series 3以降では、不規則な心拍を通知する機能も利用可能となる。光学式心拍センサーを通じてバックグランドでユーザーの心拍リズムを時折チェックし、心房細動の兆候を検出するとユーザーに通知する。

不規則な心拍を通知する機能