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Intel、第9世代Core「Coffee Lake Refresh」を2021年末に製造終了

 Intelは7日(現地時間)、Coffee Lake Refresh世代のプロセッサを製造終了すると通達した。最終受注日は2021年6月25日、最終出荷日は2021年の12月24日となっている。

 Coffee Lake Refreshは、8コア搭載の第9世代Coreプロセッサとして2018年に投入。発売当初はオーバークロックに対応したKモデルを中心としたラインナップだったが、翌2019年には倍率固定モデルを大幅に拡充。最終的にCore i9/i7/i5/i3からPentium Gold、Celeronまで幅広く展開した。TDPは35~95W、製造プロセスルールは14nm(14nm++)。

 製造終了となるCoffee Lake RefreshのCPUは、Core i9-9900シリーズ、Core i7-9700シリーズ、Core i5-9600/9500/9400シリーズ、Core i3-9350K/9300/9100シリーズ、Pentium Gold G5620/5420Tシリーズ、Celeron G4950/G9430シリーズで、トレー/リテールボックスともに対象。

 製造終了の理由として、すでに市場の需要がほかの製品に移ったためとしている。

 現行の最新モデルとしては、同じ14nmプロセスルールのデスクトップ向けCPUとして第10世代Coreプロセッサの「Comet Lake」が展開中。モバイル向けとしては10nmプロセスルールで製造された第11世代Coreプロセッサの「Tiger Lake」搭載製品の販売がはじまっている。