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ASUS、性能が向上したシングルボードコンピュータ「Tinker Board 2」

Tinker Board 2

 ASUSは、組み込み向けのシングルボードコンピュータ(SBC)「Tinker Board 2」、「Tinker Board 2S」を発表した。

 「Tinker Board」の後継モデルにあたり、SoCがRockchip RK3388からRK3399に進化。Cortex-A72 2.0GHz×2+Cortex-A53 1.5GHz×4の6コアCPUとなり、big.LITTLEアーキテクチャに対応。従来の約1.5倍の性能となり、多くの競合SBCと比較しても高い性能を発揮するという。

 GPUはMidgardアーキテクチャのMali-T860を採用。OpenGL ES 3.0/3.1、OpenVG 1.1、OpenCLをフルサポートし、こちらも従来と比較し性能が最大28%向上したとしている。メモリはLPDDR4 2GBまたは4GB。

 さらにUSB 3.0×4(うち1基はType-C)、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0への対応が図られ、I/O性能が向上した。インターフェイスはこのほか、HDMIやMIPI、microSDカードスロット、GPIOなどを搭載。OSはDebian 9、Android 10をサポートする(2021年第1四半期より)。

 電源は12~19VのDC入力(外径5.5mm/内径2.5mm)。ボードサイズは85×56mm(幅×奥行き)。