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変換/無変換キーが消えた「Surface Laptop Go」。Mac仕様のIMEオン/オフで便利に
~日本マイクロソフトが13日発売のSurface Pro Xとともに特色を紹介
2020年10月8日 12:56
日本マイクロソフト株式会社は8日、先日発表された「Surface Laptop Go」および、新しい「Surface Pro X」に関するオンラインブリーフィングを実施した。
10月13日に発売される各製品の国内価格やスペックについては、既報の記事「Surface Laptop Go、Surface Pro Xの国内価格は76,800円/204,380円から」で詳細に語られているのでそちらを参照されたい。
オンラインブリーフィングでは、日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 コンシューマー&デバイス事業本部 マイクロソフトデバイス戦略本部 本部長の水田琢也氏が登壇し、それぞれのモデルについて説明。とくに今回初投入となるSurface Laptop Goについて詳細に紹介した。
水田氏はこのなかで、Surface Laptop Goの日本語キーボードでは「無変換」、「変換」、「カタカナひらがな」キーを取り払う新しい試みを行なったことを説明。本来スペースキーの左側にあった「無変換」が日本語入力(IME)をオフにするための「A」というキーに、そしてスペースキーの右側にあった「変換」が日本語入力をオンにするための「あ」というキーに変更され、打ち間違いを防止して使い勝手を向上させたとした。
この日本語入力をオンにするための配列はMacの日本語キーボードにある「英数」と「かな」キーと同じものだ。さらに、「A」と「あ」キーは「半角/全角」キーのように押すたびにオン/オフが切り替わるトグル仕様にはなっていない。
そのため、現在日本語入力がオンであるかオフであるかわからないときなどに、日本語入力したい場合にとりあえずこの「あ」キーを押してから入力をはじめることで、誤って半角のアルファベットが入力されてしまい、打ち直しが発生するという事態を避けることができる。「半角/全角」キーは従来どおりの位置にあるようだ。
この従来とは異なる配列のキーボードについて水田氏は、使用してみればその便利さを体感できるはずであると述べたが、今後のユーザーの声を聞きつつ、フィードバックを反映していきたいとしていた。
リフレッシュされたSurface Pro Xについては、QualcommのカスタムチップであるSoCが「Microsoft SQ2」へと進化したことで、前SQ1よりも性能が5%ほど向上していると説明。コア数などについては詳細が語られなかったが、GPUはAdreno 685から695に変わっている。
また、Surface Laptop Goは最大でもメモリ8GBでOSもWindows 10 Home Sモードで教育機関向けの仕様だがPro XはLTEを利用可能なことなど、昨今のコロナ禍におけるビジネスシーンにおいて有益であるとした。
このほか、先日発表されたWindows 10 on ARMでのx64エミュレーション機能が今後サポートされることで、x64アプリの動作互換性が向上することも説明。現時点では年末に向けて準備中とのことであり、すべてのx64アプリが使えるわけではないが、最終的には通常のWindows 10並みにx64アプリを使えるように考えているとした。