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Android 11向け修正含む10月分セキュリティパッチが公開

 Googleは5日、スマートフォンなど向けのOS「Android」の10月分セキュリティパッチを公開した。セキュリティパッチレベル2020-10-01および2020-10-05の2種類が公開されており、9月にリリースされたAndroid 11も修正の対象となっている。

 セキュリティパッチレベル2020-10-01では、Androidランタイムにおいて、アプリケーション権限でローカル攻撃者による任意コード実行が可能な脆弱性(CVE-2020-0408)や、フレームワークに関して、ユーザー操作要件をバイパスして追加のアクセス許可が得られてしまう脆弱性(CVE-2020-0420ほか)など、計22件の脆弱性が修正されている。

 セキュリティパッチレベル2020-10-05では、カーネルにおいて、ローカルの攻撃者が細工したファイルを通じて特権プロセスで任意のコードが実行できる脆弱性(CVE-2020-0423)や、MediaTek製コンポーネント(CVE-2020-0283ほか)およびQualcomm製コンポーネント(CVE-2020-11125ほか)に関する脆弱性など、計28件が修正されている。