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Amazon、月額約600円のクラウドゲーミングサービス「Luna」を立ち上げ
2020年9月25日 16:29
米Amazon.comは24日(米国時間)、クラウドゲーミングサービス「Luna」を発表した。サブスクリプションでの提供となり、月額利用料金は5.99ドル。現在アーリーアクセスの受付を行なっているが、現時点での提供地域は米国のみとなっている。
Lunaは、GoogleのStadiaやNVIDIAのGeForce NOWなどと同じく、クラウド上でゲームを処理し、ユーザーが所持するデバイスの性能に依存せずに遊べるサービスとなり、AWS(Amazon Web Services)のサーバーを使用する。同社のFire TVやWindows/Macマシンで動作し、将来的にはWebアプリを介してiPhone/iPad、Androidで遊ぶことも可能。動画配信プラットフォームのTwitchとの連携も行なわれる。
Lunaは、2台のデバイスで同時に遊ぶことができ、解像度は4K/60fpsをサポート。操作はパソコンのキーボード/マウス、Xbox OneやDualShock 4などのコントローラで行なえるが、Amazon独自の「Luna Controller」(49.99ドル)も用意。Luna Controllerでは、直接クラウドサーバーと接続される特別な仕様により、ほかの操作デバイスよりも低遅延にゲームを遊べるとする。実際にBluetoothでLuna Controllerをパソコンに接続した場合などに比べると、17~30msほどの遅延抑制を実現したという。
アーリーアクセス期間には、バイオハザード7、Controlなどの数タイトルが遊べるが正式サービス開始に合わせてさらにタイトルを拡充予定。大手パブリッシャーのUBIsoftも参加を表明しており、今後発売予定のAssassins Creed ValhallaやFar Cry 6などがLunaで提供される。