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キオクシア、Ethernet接続型のNVMe-oF対応ストレージ

 キオクシア株式会社は23日、データセンター向けのEthernet接続ストレージソリューションとしてNVMe-oFに対応したSSDをサンプル出荷した。

 従来、計算機能とストレージを分離させた場合でも、ストレージ側にCPUやDRAM、HBAなどが必要だった。しかしNVMe-oFを利用すればハードウェア設計が簡素化されるため、高性能かつ低消費電力のストレージシステムを、低コストで実現できる。

 キオクシアが開発したSSDでは、25Gb×2 Ethernetネットワークと、RoCEv2 RDMAプロトコルをサポートし、NVMe-oF 1.1およびNVMe 1.4規格に準拠。2.5インチ/15mm厚のフォームファクタで、1,920/3,840/7,680GBの容量を用意。RedfishおよびNVMe-MIストレージ管理仕様をサポートし、IPv4/IPv6に対応する。SSD単体としての性能は89万IOPS(QD=256、4KBランダムリード時)。

 このSSDを2Uシャーシに24基集約したEBOFシステムの例では、MarvellのEBOF SDK 1.0ソフトウェアを搭載し、100G×6本のEthernetネットワークに対応。システム全体で2,000万IOPの高性能を実現したという。