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Samsung製スマホ/タブレットユーザー、Windows 10上でAndroidアプリを利用可能に

 Microsoftは5日(米国時間)、同日に発表されたSamsungのスマートフォン「Galaxy Note 20」シリーズ(参照記事)および「Galaxy Tab S7」シリーズ(参照記事)で、Windows 10とGalaxy端末を連携し、双方の操作ができるいくつかの機能を発表した。

 両社は2019年8月に連携を発表しており、過去にはOfficeアプリをインストールしたGalaxy S9を米国のMicrosoftストアで販売(参照:Microsoft、Officeアプリなどをプリインストールした「Galaxy S9」シリーズを販売)するなど、以前から関係が深かった。

Galaxy上のInstagramアプリをPCで操作する様子

 新機能では、MicrosoftのAndroid向けアプリ「Your Phone」をインストールしたGalaxyとWindows 10を搭載したPCで同じMicrosoftアカウントにログインし、かつ同じWi-Fiネットワークに接続したさい、Windows PCでAndroidアプリを実行できるようになり、端末の通知や通話、写真やメッセージを表示したり、端末上のアプリにアクセスし操作できる。なお、アプリによっては操作にタッチスクリーンが必要な場合やコンテンツが表示できない場合もある。

 また、現時点では同時実行可能なAndroidアプリは1つまでだが、11月には複数の端末上のアプリを実行できるようになる予定。

GalaxyのSペンで書いたメモをMicrosoft 365で使用できる

 また、Galaxyに搭載されているスタイラス「S Pen」で書いたメモを、PCのOutlook/OneNote上で同期し、フィードや画像として自動的に登録・使用でき、Galaxyに搭載されているリマインダーアプリをMicrosoft To Do/Outlook/Microsoft Teamsに同期できるようになる。

Xbox Game PassもGalaxyから楽しめる

 北米やヨーロッパ、韓国などの22カ国では、9月15日より、Galaxy Storeアプリから専用アプリをダウンロードすることで、サブスクリプション型のゲームプラットフォーム「Xbox Game Pass」をGalaxy端末でリモートプレイできる。同サービスは4月から日本でも提供が開始されているが、日本でも同様の機能が提供されるかは言及されていない。

 なお、これらの機能はGalaxy Note 20とGalaxy Tab S7以外のGalaxy端末、および他メーカーのAndroid端末で提供されるかどうかは不明。