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MacBook Pro 16インチでRDNA+HBM2採用の「Radeon Pro 5600M」が選択可能に

Radeon Pro 5600M

 AMDは15日(現地時間)、Appleの16型MacBook Proに対し新型ディスクリートGPU「Radeon Pro 5600M」を提供し、BTOオプションで選択可能になったことを発表した。

 標準搭載Radeon Pro 5300M(4GB)との差額は+8万円となっており、Radeon Pro 5600Mを搭載した場合の税別最小構成価格は328,800円。

MacBook Pro 16インチモデル

 Radeon Pro 5500MではGDDR6メモリと組み合わせ、192GB/sのメモリ帯域を実現していたが、Radeon Pro 5600Mでは容量8GB/1.54GbpsのHBM2メモリを統合し、394GB/sのメモリ帯域を実現している。その一方でTotal Graphics Power(TGP)はRadeon Pro 5500Mと同じ50Wに抑えられている。

 そのほかの仕様は、CU数が40、SP数が2,560基、最大クロックが1,035MHz、単精度浮動小数点演算速度が最大5.3TFLOPSとなっている。

 なお、RDNAアーキテクチャを採用したGPUは、デスクトップ向けを含めてこれまでGDDR6と組み合わせたものしか存在しておらず、HBM2を統合したのは初とみられる(7nmプロセスとしてはRadeon VIIが存在するが、アーキテクチャは第2世代Vega)。

MacBook Pro 16インチで選択可能なGPURadeon Pro 5600MRadeon Pro 5500MRadeon Pro 5300M
メモリHBM2GDDR6
メモリ容量最大8GB最大4GB
アーキテクチャRDNA
演算ユニット数402420
SP数2,5601,5361,280
最大動作クロック1,035MHz1,300MHz1,250MHz
メモリ速度1.54Gbps12Gbps
メモリ帯域394GB/s192GB/s
TGP50W