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Xiaomi、1/1.73型6,400万画素カメラ搭載の6.47型スマホ「Mi Note 10 Lite」
2020年6月2日 17:49
Xiaomiはオンラインにて新製品発表会を開催し、6.47型スマートフォン「Mi Note 10 Lite」を発表した。64GBストレージモデルと128GBストレージモデルの2種類を展開し、メモリは共通で6GBを装備。価格はそれぞれ39,800円、44,800円。予約はすでに開始しており、発売は6月9日から。
Mi Note 10 Liteは、3D曲面デザインの6.47型2,340×1,080ドットAMOLEDディスプレイを搭載した製品。スリープ中でも画面上に通知などを表示できる常時オンディスプレイ(Alway On Display)機能では、表示内容のカスタム可能となり写真や絵文字などもサポートされた。画面内指紋認証センサーを内蔵するほか、前面および背面にGorilla Glass 5を使用し、耐久性を高めている。
背面メインカメラのセンサーには1/1.73型のソニー製IMX686を採用。6,400万画素での撮影が可能なほか、4画素をまとめることでノイズの少ない撮影を可能とする4-in-1スーパーピクセルに対応する。背面はこれに加えて、800万画素120度超広角、200万画素マクロ、500万画素深度センサーを備えた4眼構成で、前面カメラは1,600万画素となっている。夜間撮影機能や4K動画、960fpsのスローモーション動画のほか、撮影した動画を組みあわせて作品にできるVlogモードなどもサポートする。
SoCにはSnapdragon 730Gを搭載。5,260mAhの大容量バッテリを内蔵し、2日以上の長時間駆動を謳う。30Wの急速充電に対応し、付属の充電器を使えば64分で充電が完了するという。そのほか、家電の操作などに利用できる赤外線ブラスターや3.5mmステレオミニジャックなども備える。
SIMスロットはNano SIM×2でDSDVをサポート。対応バンドはFDD LTEがBand 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28、TDD LTEがBand 38/40/41、WCDMAがBand 1/2/4/5/6/8/19、GSMがBand 2/3/5/8。
OSはMIUI 11(Android 10ベース)。センサー類は画面内環境光/加速度/ジャイロ/電子コンパス/NFCなどを装備し、測位方式はGPS/A-GPS/Galileo/GLONASS/Beidou。インターフェイスはUSB Type-C、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0などを備える。
本体サイズは74.2×9.67×157.8mm(幅×厚み×高さ)、重量は204g。本体色はネビュラパープル、グレイシャーホワイト、ミッドナイトブラックの3種類で、前者2色がまず展開される。
縮小するスマートフォン市場で好調を維持
発表会では同社 東アジア地域担当ジェネラルマネージャーのSteven Wang氏が登壇。冒頭では「私たちが手を携えてお互いに協力すれば必ずこの困難を乗り越えられると信じています」と述べた上で、日本を含めた10カ国以上に対する1,000万ドル以上の支援金を寄付や、日本向けへのマスクの寄贈など、新型コロナウイルス感染症の拡大防止への支援の取り組みについて報告があった。
続いて同社の事業展開に関しての説明が行なわれた。2014年の世界市場進出から90以上の市場に参入し、2019年までの時点で45の市場においてシェアトップ5に入っているという。2020年第1四半期では、売上高の半分が海外市場からのものとなっており、スマートフォン市場が13%縮小するなかで、出荷台数で世界4位となり、前年同期比で9%の成長を記録。これは「素晴らしい製品を誠実な価格で提供する」という同社のコアミッションを追求した成果だとした。
日本市場向けにも2019年12月からMi Note 10など複数の製品を発売。Mi Note 10は世界初の1億800万画素カメラを搭載した機種で、好評だったという。今回発表したMi Note 10 Liteは、Mi Note 10より手の届きやすいモデルとして投入されるとした。加えて、LINEの公式アカウント開設ついても報告した。