ジャッグジャパン、わかりにくかった厚生労働省のオンライン診療対応医療機関リストを地図化

　ジャッグジャパン株式会社は4月26日、厚生労働省が新たに公開した「オンライン診療」に対応した医療機関リストに掲載されているすべての医療機関(約1万件)を、地理情報システム(GIS)上に「全国オンライン診療・縁和診療対応医療機関マップ」として公開した。誰でも無償で利用できる。

　厚生労働省は4月10日に「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」を発表し、医療機関による電話や情報通信機器といったオンラインでの初診や再診を一時的に解禁。そしてオンライン診療対応の医療機関に関する情報をとりまとめ、4月24日に厚生労働省内のホームページ内でPDFとして掲載している。

　しかしこのPDFは都道府県ごとにPDF化しているものの、表のフォーマットが微妙に異なっていたり、記載ルールが統一されておらず、必要な情報が検索しにくい状態であったという。

　そこでジャックジャパンは、情報の正規化と機械可読化処理を行なった上で、住所をもとにGIS上に掲載することで、住所や位置情報、探している診療科などをもとに、地図を使って近隣の医療機関を探せるようにした。医療機関の電話番号やURLもリスト上に用意しているため、スマートフォン上からアクセスした場合、ワンタップで電話をかけたりホームページを閲覧したりできる。

　同社はこれまで、感染者数の都道府県別集計数にマップ上にまとめたサービスを展開した実績があった。