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ASUS、10時間駆動で870gの14型モバイルノート「ExpertBook B9450」

ExpertBook B9450

 ASUSは、14型ながら重量を870gに抑えた14型モバイルノート「ExpertBook B9450」シリーズを5月7日に発売する。

 1月のCESで発表された製品で、アジア圏のノマドワーカーをターゲットにして開発された。天板と底面にマグネシウムリチウム合金、パームレスト面にマグネシウム合金を採用することで軽量化と堅牢性向上の両立を図った。

 また、用途に合わせてバッテリ容量が33Whrのモデルと、66Whrのモデルの2種類を用意。33Whrでは約16時間、66Whrでは約30時間の駆動が可能(JEITA 2.0計測法)。前者は39分、後者は49分で60%まで急速充電できる。

マグネシウムリチウム合金の採用で軽量化

 液晶を開くとキーボード面が5度(液晶145度時)傾斜するErgoLiftヒンジを採用。防滴性能を備えたLEDイルミネーションキーボードを採用し、1,000万回の打鍵テストをクリア。中央に0.15mmのくぼみを設け、入力しやすいように配慮している。キーピッチは18.75mm、ストロークは1.5mm。

 タッチパッドは右上のテンキーアイコンを1秒押下すると数字が浮かび上がり、数字を入力できるようになる「NumberPad 2.0」を搭載。左上のアイコンでは数字の明るさを2段階に調節可能なほか、アイコンをスワイプすると電卓を起動するようになっている。

NumberPad 2.0

 このほか、Thunderbolt 3の搭載、画面占有率94%で180度開く液晶、MIL-STD 810Gへの準拠、ステンレスヒンジやポート類の補強パーツの搭載、斜めに放熱フィンを配置することで冷却性を高めたヒートシンク、大面積グラファイトシートの貼付による熱の拡散などのが特徴。

 さらに、4つの集音マイクによるノイズキャンセリング機能を備えるほか、IRカメラによる顔認証、Webカメラのシャッター、指紋センサー、TPM 2.0モジュールの搭載、ネットワークコントローラの内蔵(Micro HDMI形状端子から変換)による容易な管理性などが謳われている。

 個人向けと法人向けにそれぞれ販売される。個人向けの一例として「B9450FA-BM0500TS」は、CPUにCore i5-10210U、メモリ8GB、512GB SSD、33Whrバッテリ、Office Home & Business 2019などを搭載した仕様で、価格は139,800円から。「B9450FA-BM0323TS」は上記からCPUをCore i7-10510U、SSDを1TBに強化し、価格は219,800円となっている。

 一方法人向けはOffice非搭載だが、OSにWindows 10 Proを採用する。価格は191,400円より。

 そのほかの仕様は全モデルほぼ共通で、液晶は1,920×1,080ドット表示対応の14型非光沢。インターフェイスは、Thunderbolt 3×2、USB 3.1、Wi-Fi 6、Gigabit Ethernet、Bluetooth 5.0、HDMI出力、音声入出力などを備える。

 本体サイズは320×203×14.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は33Whrモデルで約870g、66Whrモデルで995g。