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Synology製ルーターがVPNサーバー機能を無償で追加、10月1日まで

 Synologyは4月6日(台湾時間)、同社製ルーター「RT2600ac」および「MR2200ac」のユーザー向けに、VPNサーバーを追加する機能「Synology VPN Plus Client VPN Access」および「Site-to-Site VPNライセンス」を無償で提供すると発表した。提供期間は10月1日まで。

 期間中、上記2つの機能のライセンスを無料で購入して有効化できる。無償提供期間は10月1日までだが、ライセンスは無期限であり、9月30日以降でも利用可能で、追加費用が発生することはない。

 これは新型コロナウイルスによる影響のなか、過去2カ月間で同社のVPN Plusライセンスの導入例が5倍に増えたことを受け、企業が遠隔で業務を続けられることをサポートするため、無償化を決めたもの。VPN Plusを利用すれば、Synology製のルーターはVPNサーバーとなり、社外から社内リソースにアクセスできるようになる。

 なお、同機能の利用の前提条件は、2つの拠点がそれぞれPPPoE方式によって接続するサービスを利用し、Synologyルーターを使用してIPv4でインターネットに接続していること。1つのデバイスでサポートするクライアントのアクセス最大数は、RT2600acが20、MR2200acが10となる。