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エプソン、新開発インクでより豊かな表現が可能になった写真向けプリンタ
2020年2月20日 14:47
エプソン販売株式会社は、プロ写真家や写真愛好家向けのプロセレクションシリーズより、A2ノビ対応のインクジェットプリンタ「SC-PX1VL」およびA3ノビ対応の「SC-PX1V」の2機種を5月28日より発売する。価格はともにオープンプライス。
両機種ともに、新開発の「UltraChrome K3Xインク」を採用し、光沢紙における黒濃度を向上させるとともに、ディープブルーインクの追加によって青の色域を大幅に拡大させた。これにより、ブルーおよびバイオレットの色域において階調がより豊かに表現できるようになったとする。また、インクカートリッジが全10色同時に装着可能となり、フォトブラックやマットブラックなどを切り替える必要がなくなった。
筐体設計にも手が加えられ、従来機種との体積比はSC-PX1VLの場合で約70%、SC-PX1Vの場合は約68%となり、小型化が図られている。格子状の給紙・排紙トレイを採用するほか、本体内部に照明を装備し、写真が印刷される様子が楽しめるデザインとした。
各種情報が確認できる4.3型タッチ対応液晶を搭載するだけでなく、ICCプロファイルを管理できる「Epson Media Installer」や、スマートフォンなどから印刷レイアウトの調整などが行なえる「Epson Print Layout」もサポートする。
おもな仕様はSC-PX1VLの場合、解像度が5,760×1,440dpi、対応用紙サイズがA6縦~A2ノビ縦、L判、KG、2L判、ハイビジョン、六切、四切、半切、はがきなど。給紙可能枚数は背面トレイが最大120枚。対応インクはフォトブラック、マットブラック、シアン、ビビッドマゼンタ、イエロー、ライトシアン、ビビッドライトマゼンタ、グレー、ライトグレー、ディープブルー。
インターフェイスはIEEE 802.11ac対応無線LAN、Ethernet、USB 2.0。本体サイズは615×368×199mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約14.8kg。
SC-PX1Vの場合、解像度が5,760×1,440dpi、対応用紙サイズがA6縦~A3ノビ縦、L判、KG、2L判、ハイビジョン、六切、四切、はがきなど。給紙可能枚数は背面トレイが最大120枚。対応インクはSC-PX1VLと同じ。
インターフェイスはIEEE 802.11ac対応無線LAN、Ethernet、USB 2.0。本体サイズは515×368×185mm(同)、重量は約12.6kg。