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Google、WebブラウザからスマホにAndroidを書き込むツール

 米Googleは、Webブラウザ上の操作でスマートフォンにAndroid OSを書き込める「Android Flash Tool」を公開した。

 Google ChromeやMicrosoft Edgeのバージョン79以降(Chromium採用版)など、WebUSBをサポートするWebブラウザで利用でき、PC側のOSはWindows/macOS/Chrome OS/Linuxに対応する。執筆時点では、開発者オプション内のUSBデバッグの有効化とブートローダーのアンロック(OEM Unlock)を行なった、Pixel 2以降および開発ボードのHiKey、HiKey 960で利用できる。

 なお、Windows環境で利用する場合は、OEM USBドライバのインストールに加えて、Android Flash Toolからイメージを書き込むさいの干渉を防ぐため、Android Debug Bridge(ADB)を停止する必要がある。

 おおまかな手順としては、PCにスマートフォンを接続し、Webブラウザで「flash.android.com」にアクセス。スマートフォンをWebブラウザから選択し、書き込みたいビルドのイメージを選択すると書き込みが開始されるといったもの。Webブラウザ上にFlash Completeの表示が出たら書き込み完了で、スマートフォンを取り外せる。

 書き込むさいにエラーの原因となるため、USB Hubや延長ケーブルは使用せず、直接PCにつなぐのが好ましいとしている。