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PCMark 10にストレージベンチマークが追加
2019年12月12日 14:14
ULは、PCベンチマークソフトウェア「PCMark 10」のアップデートを実施、「ストレージベンチマーク」テストを追加した。同テストはProfessional Editionライセンス以上で利用できる。
PCMark 10のストレージベンチマークでは、ドライブ性能をスコアとして表示できるほか、転送速度と平均アクセス時間も確認できる。各テストではWindows 10の起動、Adobe Photoshop/Illustratorなどのアプリケーション起動、Microsoft Officeアプリケーションの操作、ファイルコピーなど現実的な利用シーンを実行して測定される。
同社では、既存の他ストレージベンチマークと異なり実世界の利用環境に焦点を当てることで、高性能ストレージ技術の違いを示すことができるとしている。
今回ストレージベンチマークとして追加されたのは「フルシステムドライブベンチマーク」と「クイックシステムドライブベンチマーク」、「データドライブベンチマーク」、「データドライブ性能一貫性テスト」の4つ。
フルシステムドライブベンチマークでは、人気アプリケーションと一般的な作業の実行で実際の利用シーンを再現して行なうベンチマーク。クイックシステムドライブベンチマークはテスト項目を減らしたベンチマークで、空き容量の関係などでフルベンチマークを実行できない環境などでも測定できるとする。
データドライブベンチマークは、アプリケーションではなくファイル保存用途のドライブをテストするためのもので、内蔵ドライブだけでなくNASやUSBメモリ、メモリカードなどの外部ストレージデバイスでも試験できる。
一貫性テストは、長時間にわたって連続して高い負荷をかける厳しいテストで、専門ユーザー向けの詳細レポートで、さまざまな条件下でドライブ性能がどのように変化するかを確認できる。