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ワコム、メモリ増設/SSD交換可能になった15.6型の液タブPC「MobileStudio Pro 16」
2019年10月15日 11:00
株式会社ワコムはWindows 10搭載の15.6型4K液晶タブレットPC「MobileStudio Pro 16(型番 : DTHW1621HK0D)」を10月18日に発売する。ワコムストアでの直販価格は418,000円で、本日より予約受付を開始する。また、コンパクトな13型モデルも後日発売予定。
MobileStudio Pro 16は、2016年11月に発売された同名製品の後継機。強化ガラス採用の4K(3,840×2,160ドット)液晶、Adobe RGBカバー率85%(CIE1931色空間)、8bit(1,677万色)の表示色は変わらずで、筆圧検知レベルも同じ8,192段階となっている。
大きく変わったのは搭載されているCPUやGPU、そして拡張性。CPUは第6世代(Skylake)のCore i7から第8世代(Coffee Lake)のCore i7-8559U(4コア/8スレッド、2.7~4.5GHz)に、GPUはMaxwell世代のQuadro M1000MからPascal世代のQuadro P1000へと性能向上をはたした。
注目すべきはメモリとストレージ部分で、容量は前者が16GB、後者は512GB SSDと前世代と変わらないが、本体背面にあるカバーを外すことで、増設/交換ができるように拡張性が改善されている。メモリは実装済みのDDR4-2400 SO-DIMM 16GBに加え、空きスロットが1基用意されており、別途増設が可能(最大32GB)。標準搭載のストレージはPCI Express 3.0 x2接続のNVMe M.2 2280 SSDで、最大2TBのものに交換することができる。
ただし、標準で搭載されているメモリおよびSSDを外した場合は保証対象外となる点に注意。また、メモリの空きスロットへの増設は問題ないが、増設によって故障が発生した場合も保証対象外となる。
汎用インターフェイスとして、USB 3.1 Type-C、Thunderbolt 3×2を装備。USB Type-CポートをPCと接続することで、本機を液晶ペンタブレットとして使える「デスクトップモード」を利用可能。デスクトップモードの対応OSは、Windows 7以降(最新SP適用)、macOS 10.11以降。Thunderbolt 3ポートは2基同時に画面出力でき、トリプルディスプレイの構成にすることもできる。
モバイルスタンドが同梱されており、16/30/43度の3段階で調整可能。付属のデジタイザペンはWacom Pro Pen 2で、別売のPro Pen 3D、Pro Pen slimも使用できる。
ボタン類は本体正面に8個のエクスプレスキー、タッチホイール、ホームボタンを装備。側面には電源とボリュームボタン、画面回転ロック用のスイッチもある。
OSはWindows 10 Proを搭載し、指紋認証機能をサポート。そのほかのインターフェイスとして、前面500万画素/背面800万画素Webカメラ、SDXCカードスロット、ヘッドフォン端子、セキュリティスロット(Kensington MiniSaver Mobile Lock)などを装備。
本体サイズは417.95×261.6×21.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.1kg。バッテリ駆動時間は約5時間。筐体はアルミニウム一体成形となっている。
なお、本日から10月31日にかけて、ワコムストアでMobileStudio Pro 16を購入すると、HDMI/Mini DisplayPort出力やUSB Hub機能を利用できるUSB Type-Cドック「Wacom Link Plus」のほか、ワイヤレスキーボード、ソフトケース、ワコム監修2本指タブレットグローブといった合計21,120円相当の商品を無償でプレゼントするキャンペーンを実施している。