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AMD、12コアで65Wの「Ryzen 9 3900」をOEM向けに展開
~6コアのRyzen 5 3500Xも中国OEM向けに投入
2019年10月9日 14:53
米AMDは9日、製品ラインナップページを更新し、12コア/24スレッドCPU「Ryzen 9 3900」を発表した。
9月24日付けでローンチされており、Ryzen 9 3900Xからベースクロックを3.1GHz、最大ブーストクロックを4.3GHzへと下げることで、TDPを105Wから65Wまで引き下げている。
モデル名欄に「OEM Only」とあるとおり、プロセッサ単体で市販されるものではないため、PCメーカー各社から登場するであろうRyzen 9 3900搭載PCから入手するほかないと見られる。
同社は10月1日にビジネス向けのプロセッサとして同じ12コアTDP 65Wの「Ryzen 9 PRO 3900」も投入している。
またリストにはないが、中国向けOEM専用モデルとして、6コア/6スレッドの「Ryzen 5 3500X」も投入する。
Ryzen 5 3500Xは、これまで最下位だったRyzen 5 3600のさらに下位のモデルとして位置づけられており、SMTの無効化とブーストクロックが100MHz下げられている。
10月9日時点ではRyzen 9 3900/5 3500Xともに搭載PCは発表されていないが、早期の登場に期待したい。
モデル名 | コア/スレッド数 | ベース/ブーストクロック | L3キャッシュ | TDP | ソケット | 製造プロセス | 対応メモリ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 3950X | 16/32 | 3.5GHz/4.7GHz | 64MB | 105W | AM4 | TSMC 7nm FinFET | 2ch DDR4-3200 |
Ryzen 9 3900X | 12/24 | 3.8GHz/4.6GHz | |||||
Ryzen 9 3900 | 3.1GHz/4.3GHz | 65W | |||||
Ryzen 5 3600X | 6/12 | 3.8GHz/4.4GHz | 32MB | 95W | |||
Ryzen 5 3600 | 3.6GHz/4.2GHz | 32MB | 65W | ||||
Ryzen 5 3500X | 6/6 | 3.6GHz/4.1GHz |