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AMD、12コアで65Wの「Ryzen 9 3900」をOEM向けに展開

~6コアのRyzen 5 3500Xも中国OEM向けに投入

 米AMDは9日、製品ラインナップページを更新し、12コア/24スレッドCPU「Ryzen 9 3900」を発表した。

 9月24日付けでローンチされており、Ryzen 9 3900Xからベースクロックを3.1GHz、最大ブーストクロックを4.3GHzへと下げることで、TDPを105Wから65Wまで引き下げている。

 モデル名欄に「OEM Only」とあるとおり、プロセッサ単体で市販されるものではないため、PCメーカー各社から登場するであろうRyzen 9 3900搭載PCから入手するほかないと見られる。

 同社は10月1日にビジネス向けのプロセッサとして同じ12コアTDP 65Wの「Ryzen 9 PRO 3900」も投入している。

 またリストにはないが、中国向けOEM専用モデルとして、6コア/6スレッドの「Ryzen 5 3500X」も投入する。

 Ryzen 5 3500Xは、これまで最下位だったRyzen 5 3600のさらに下位のモデルとして位置づけられており、SMTの無効化とブーストクロックが100MHz下げられている。

 10月9日時点ではRyzen 9 3900/5 3500Xともに搭載PCは発表されていないが、早期の登場に期待したい。

Ryzen 9/5プロセッサ仕様比較
モデル名コア/スレッド数ベース/ブーストクロックL3キャッシュTDPソケット製造プロセス対応メモリ
Ryzen 9 3950X16/323.5GHz/4.7GHz64MB105WAM4TSMC 7nm FinFET2ch DDR4-3200
Ryzen 9 3900X12/243.8GHz/4.6GHz
Ryzen 9 39003.1GHz/4.3GHz65W
Ryzen 5 3600X6/123.8GHz/4.4GHz32MB95W
Ryzen 5 36003.6GHz/4.2GHz32MB65W
Ryzen 5 3500X6/63.6GHz/4.1GHz