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HTC、ベースステーションが不要になった「VIVE COSMOS」

VIVE COSMOS

 HTC NIPPON株式会社は、同社初となるモジュールによる機能拡張機能を備えたVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「VIVE COSMOS」を10月11日より発売する。税別価格は89,882円で、9月20日10時より予約を受け付ける。

 VIVE COSMOSは、外部センサーにあたるベースステーションを必要とせず、単体でトラッキングを行なうインサイドアウト方式のVR HMD。本体に内蔵された6つのカメラとAI技術によって動作する。

 本体前面部のフェイスプレート部がモジュール式になっているのが特徴で、モジュールをつけかえて機能拡張が行なえる。現時点では、Lighthouseベースステーションやコントローラ、VIVEトラッカーなどといった従来のデバイスにVIVE COSMOSを対応させる「外部トラッキングモッド」の発売が来年(2020年)の第1四半期に予定されている。

 自由度は6DoFで、視野角およびリフレッシュレートは110度と90Hzで2016年発売のHTC VIVEと変わらないが、片目あたりの画面解像度が1,080×1,200ドットから1,440×1,700ドットに強化されている。HMD部をはね上げられるフリップアップデザインが採用され、本体を頭から外すことなく現実世界を確認できる機能も備える。

 センサー類は加速度センサー、ジャイロセンサーおよびIPD(瞳孔間距離)センサーを搭載。インターフェイスはDisplayPort 1.2、USB 3.0 Type-C(拡張モジュール接続用)、ステレオヘッドホン、内蔵マイクなどを備える。