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Symantec製品とWindows 7の相性問題が解決
2019年8月30日 14:41
Symantecは27日(米国時間)、同社のセキュリティ製品「Symantec Endpoint Protection」(以下SEP)と、8月以降のWindows 7/Server 2008 R2のWindows Updateの相性問題を解決したと発表した。
これは米Microsoftが13日(同)に発表した問題への対処。Microsoftでは、従来のSHA-1署名に代わって、SHA-2署名を採用した月例アップデートを8月より配布開始したのだが、Windows 7/Server 2008 R2向けのSEPではこのSHA-2をサポートしておらず、誤ってアップデートのシステムファイル削除してしまい、OSを起動できない問題を発生させた。
このためMicrosoftでは、Windows 7およびServer 2008 R2上でSEPをインストールした環境に対し、ソフト的にWindows Updateをブロックしていたのだが、Symantecは今回および今後の更新プログラムによる影響の評価を完了し、SEPのすべてのフィールドバージョンで誤検出を引き起こすリスクがないとし、ブロックを解除した。
Symantecでは今後もコンテンツの更新を介して安全性を確保していくとしているが、SHA-2署名済みファイルの情報を取得する機能を回復するために、Symantecでは以下のバージョンへのアップグレードを推奨している。
・SEP 14.2 RU1 MP1 (14.2.4814.1101)→すでにMySymantecからダウンロード可能
・SEP 14.2 RU1 (14.2.3357.1000)→Symantecのテクニカルサポートを介して入手可能
・SEP 14.2 MP1 (14.2.1057.0103)→Symantecのテクニカルサポートを介して入手可能
なお、同じSEPでも、Windows 8以降に関してはSHA-2に対応したコンポーネントをロードしているため、この影響を受けない。