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Metal API対応でDX11ゲームも遊べるMac用仮想化ソフト「Parallels Desktop 15 for Mac」

Overwatchが動作する様子

 コーレル株式会社は、Parallels製Mac向け仮想化ソフト「Parallels Desktop 15 for Mac」を発売した。

 製品のラインナップと価格は以下のとおり。

製品価格
Parallels Desktop 15 for Mac 通常版9,818円
Parallels Desktop 15 for Mac 乗り換えアップグレード版7,560円
Parallels Desktop 15 for Mac 生協版5,891円
Parallels Desktop 15 for Mac アップグレード版5,204円
Parallels Desktop 15 for Mac 通常版(Apple Storeサブスクリプション版)8,345円
Parallels Desktop 15 for Mac Student Edition4,968円
Parallels Desktop for Mac Pro Edition 1年版9,818円
旧バージョンからProへのアップグレード5,204円

 新たにMetal APIに対応したことで、グラフィック機能の大幅な向上を実現し、DirectX 11/10/9をMetal上でサポート。CADやCAM、Windows向けゲームといったアプリケーションの性能向上を体感でき、Microsoft Officeの起動時間を最大80%短縮したほか、3Dグラフィックスを最大15%高速化したとする。

 またBluetooth Low Energyのサポートにより、XboxコントローラやLogitech Craft、IRISPen、スマート家電やスマートバンドなどの一部IoTデバイスをMacで使えるようになった。サポート対象プラットフォームはWindows 10/8.1、Android、カーネル3.13以降のLinuxなど。共有Bluetoothドライバはバージョン4.0となる。

Parallels Desktop 15 for Mac の新機能

 macOS Catalina(10.15)との統合では、現在すでに仮想マシンとして動かせるほか、正式リリース後(2019年早秋予定)にはホストOSとしてサポートする予定。Apple Pencilのチルトとダブルタップ処理に対応する「Sidecar」のサポート改善を見込んでおり、CorelDRAWやCorel Painter、Microsoft SketchPadなどのプログラムで使用できるとしている。

 Pro EditionとBusiness Editionでは、仮想Platform Trusted Module(vTPM)を搭載。Windowsで追加のセキュリティ機能を有効にするために必要とされる仮想マシン構成で選択可能な新しい仮想ハードウェアで、高度な安全性が必要とされる企業向けの環境でvTPMを使用することで、企業のグループポリシーに従ってBitLockerを有効にしたり、仮想スマートカードを使用したり、Windows Hello PINの強固なセキュリティのバージョンを有効にでき、セキュリティの向上を図ることが可能。

 また物理ディスク(内部外部問わず)を論理的な内部ディスクとして仮想マシンに接続でき、WindowsまたはほかOSを当該ディスクにインストール、当該ディスクにインストールされたOSを起動、非ネイティブのBoot Campのインストールを使用するといったことが可能になる。