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Huawei、独自のサーバー向けArm CPU「Kunpeng」の普及に向け約472億円を投資

Kunpeng 920

 中国Huaweiは23日(中国時間)、「The Kunpeng Computing Industry Summit」において、同社のサーバー向けArmプロセッサ「Kunpeng」エコシステムの普及に向けて、今後5年間で30億人民元(約472億円)を投資すると発表した。

 同社は1月に、7nmプロセス製造のArmベース64コアCPU「Kunpeng 920」を発表(Huawei、7nm製造で最大64コアのサーバー向けArmプロセッサ)している。

 HiSiliconの製品情報によれば、ARM v8.2アーキテクチャをベースとした2.6GHz駆動のCPUで、最大64コア構成、8チャネルDDR4のサポート、PCI Express 4.0/CCIX/100G/SASおよびSATA 3.0といったインターフェイスを備える。最大消費電力は180W。

 HuaweiチェアマンのEric Xu氏は、「多様なコンピューティングの時代に、パートナーと協力してKunpengを中心としたコンピューティングエコシステムを構築し、さまざまな業界向けのKunpengプロセッサに基づくITインフラストラクチャ、アプリケーションを提供する」と述べ、KunpengおよびAscendプロセッサ、KunpengおよびAIクラウドサービスの技術革新がオープンな機能を提供し、パートナーと共同でコンピューティング業界の拡大を可能にするとしている。