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Huawei、7nm製造で最大64コアのサーバー向けArmプロセッサ
2019年1月8日 13:26
中国Huaweiは7日(現地時間)、業界最高性能を謳うサーバー向けArmベースのCPU「Kunpeng 920」を発表した。
Armアーキテクチャをベースとしており、7nmプロセスで製造される。分岐予測アルゴリズムの最適化、OPユニットの増加、メモリサブシステムアーキテクチャの改善によりCPU性能を引き上げ、通常クロック時において、SPECintで業界ベンチマークを25%上回る930以上のスコアを記録し、電力効率も競合製品より30%高いという。
コア数は64コア、クロックは2.6GHzとなっており、8チャネルのDDR4メモリコントローラを内蔵。また、2つの100G RoCEポート、PCI Express Gen 4、CCIXといったインターフェイスを備え、合計640Gbpsの帯域幅を提供するとしている。
このKunpeng 920を搭載したサーバーとして「TaiShan」も同時発表した。ストレージ重視モデル、高密度重視モデル、バランスモデルの3モデルを揃え、ビッグデータ、分散型ストレージ、ARMネイティブアプリケーションシナリオに向けて開発されているという。