OmniVision、業界最小の4,800万画素イメージセンサー

OV48Bのブロックダイアグラム

　米OmniVision Technologyは17日(現地時間)、同社初となる4,800万画素のイメージセンサー「OV48B」を発表した。すでにサンプル出荷をしており、2019年第4四半期に量産出荷を行なう。

　ソニーの「IMX586」、Samsungの「GM1」に続く、第三のスマートフォン向け4,800万画素イメージセンサー。サイズは1/2インチで、画素サイズは0.8μm、出力解像度は8,000×6,000ピクセル。独自のPureCel Plus積層ダイ技術に基づいて製造され、メインストリームおよびハイエンドスマートフォン向けに最先端の写真/ビデオ性能を実現するとしている。

　OV48Bは4セルカラーフィルタアレイ、およびハードウェアによるリモザイク機能をオンチップで搭載し、リアルタイムに4,800万画素のベイヤー出力が可能。低照度環境下では、隣接するピクセルを組み合わせて1,200万画素の出力を行なう。CPHYインターフェイスを用いて、デュアルまたはトリプルカメラ構成にも対応できる。

　センサーはDPHYとCPHY MIPIインターフェイス両方をサポートし、少ないピンで高いフレームレートの出力が可能。また、2x2マイクロレンズによる位相検出オートフォーカスをサポートし、暗所でのピント精度を高めた。4,800万画素センサーとしては業界最小のダイサイズとなっており、モジュールのデザインの柔軟性を高めたとしている。

　出力は4,800万画素時で10fps、1,200万画素時で30fps。4K/60fpsおよび1080p/240fps、720p/480fpsの出力も可能。