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NVIDIA、モバイル用GeForce GTX 1660 Ti/1650を投入。1650はデスクトップ版も

 米NVIDIAは、ノートPC向けのGeForce GTX 1660 TiおよびGTX 1650を発表した。4月にも搭載製品が各社から発売され、米国での想定実売価格は799ドルより。また、GeForce GTX 1650はデスクトップ版も発売される。

 GeForce GTX 1600シリーズは、最新のTuringアーキテクチャを採用するが、GeForce RTXシリーズに搭載されるレイトレーシング機能を省略することで、ゲーム性能は維持しつつ低価格化を図った製品。これまでにデスクトップ向けに展開されていたが、ノート向けにも投入する。

 GeForce GTX 1660 Tiは、GTX 1060と比較してゲーム性能が最大1.5倍、GTX 960M比では4倍に達し、最新のAAAゲームをフルHDで100fps以上でプレイできるとしている。GeForce GTX 1650は、GTX 1050比で最大1.7倍、GTX 950M比で2.5倍を謳う。

GeForce GTX 1660 Tiと過去の製品の性能比較
既存のゲーミングノートユーザーの4分の3はGTX 960M以下の製品を使っているので、それと比べると3~4倍の性能を得られる
多くのゲームが100fps以上で動作
GeForce GTX 1650と過去の製品の性能比較

 モバイル向けGeForce GTX 1660 Tiのおもな仕様は、CUDAコア数が1,536基、ベースクロックが1,140~1,455MHz、ブーストクロックが1,335~1,590MHz。メモリは12Gbps駆動、192bit接続の6GB GDDR6。消費電力は60~80W。

 モバイル向けGeForce GTX 1650のおもな仕様は、CUDAコア数が1,024基、ベースクロックが1,020~1,395MHz、ブーストクロックが1,245~1,560MHz。メモリは最大8Gbps駆動、128bit接続の4GB GDDR5。消費電力は35~50W。

 デスクトップ向けGeForce GTX 1650のおもな仕様は、CUDAコア数が896基、ベースクロックが1,485MHz、ブーストクロックが1,665MHz。メモリは最大8Gbps駆動、128bit接続の4GB GDDR5。消費電力は75W。

【4月25日】デスクトップ版GeForce GTX 1650の仕様を追記しました