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Xiaomi、P2i撥水ナノコーティング/ソニーIMX586採用スマホ「Redmi Note 7 Pro」

Redmi Note 7 Pro

 Xiaomi傘下のスマートフォンブランドRedmiは18日、ブランド内でフラグシップに属する「Redmi Note 7 Pro」と、エントリーモデル「Redmi 7」を発表した。

 両モデルともにRedmiの新しい18カ月保証が添付され、高品質と究極のコストパフォーマンスの両立を目指した“Redmi独立宣言”に基づく第1弾モデルとなる。

Redmi Note 7 Pro

 Redmi Note 7 Proは、1月に発表した「Redmi Note 7」の上位モデル。Note 7のメモリ3GB+ストレージ32GBモデルの価格は999人民元(約16,000円)からであったが、Note 7 Proはメモリ6GB+128GBモデルのみが用意され、価格は1,599人民元(約27,000円)となっている。

 カメラの画素数こそNote 7もNote 7 Proも4,800万画素だが、Note 7はAIによる超解像で4,800万画素を出力しているSamsungのGM1センサーを採用しているのに対し、Note 7 ProではソニーIMX586を採用し、ネイティブで4,800万画素出力が可能となっている。このため画質面で大きなアドバンテージがあるとしている。

 また、IMX586自体はHuaweiのV20にも搭載されているが、Redmiのチューニングでより優れた画質を提供するとしている。ちなみに、Note 7 Proの発表会ではこのカメラで撮影したサンプル写真を複数用意したが、浅草、銀座、皇居、お台場、そして鎌倉・江ノ島で撮影された写真であった。

ソニーのIMX586センサーを採用する
IMX586センサー搭載モデルのなかでは最安
浅草寺や銀座などで撮影されたサンプル

 CPUにはSnapdragon 675を採用。説明によればSnapdragon 675のシングルコア性能はSnapdragon 845に匹敵するとしている。また、ボタンや端子部にはシーリング構造を採用し、全体にP2iナノコーティング処理を施すことで、簡易生活防水仕様となった。P2iナノコーティングは乾燥2時間、コーティング50分の追加製造工程があるとしている。

Snapdragon 845に匹敵するシングルコア性能
Xiaomi/Redmiのミドルレンジ/ハイエンドロードマップ
P2iナノコーティング採用で水を弾く
各所にシーリングを施した

 ディスプレイは2,340×1,080ドット表示対応の水滴型ノッチつき6.3型。インターフェイスはIEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、USB Type-C、3.5mm音声入出力端子。ラジオ機能も備える。対応バンドは4Gが1/3/5/7/8/34/38/39/40/41、3Gが1/2/5/8/34/39/C0、2Gが2/3/5/8。センサーはジャイロ、加速度、近接、電子コンパス、指紋、環境光、赤外線、GPS、AGPS、GLONASS、BeiDouなど。

 バッテリは4,000mAhで、Quick Charge 4をサポート。18Wの急速充電器を標準でバンドルする。本体サイズは75.21×159.21×8.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は186g。

Note 7 Proのそのほかの特徴
18Wの急速充電器が標準添付される

Redmi 7

Redmi 7

 Redmi 7は「Redmi 6」の後継モデルにあたり、CPUがHelio P22からSnapdragon 632へ大幅パワーアップ。液晶も5.45型から6.26型に大型化した。

 中国での価格は、メモリ2GB+ストレージ16GBモデルが699人民元(約12,000円)、3GB+32GBモデルが799人民元(約14,000円)、4GB+64GBモデルが999人民元(約16,000円)となっている。

 Note 7 Proと同様にP2iナノコーティングを施し、生活防水仕様となった。背面カメラは画素サイズ1.25μmの1,200万画素センサーを採用し、これは2年前のフラグシップ「Mi 6」と同じとしている。

 老眼が進んだ父母へのプレゼントとしても好適としており、文字サイズを“超大”と“巨無覇”から選択可能。通話音量も音量上限からさらに25%引き上げる超大音量モードを搭載する。また、4,000mAhの大容量バッテリ、第5世代ゴリラガラスの採用、3.5mmミニジャックおよび赤外線の保留も特徴としている。

 ディスプレイは1,520×720ドットの6.26型。インターフェイスはIEEE 802.11b/n対応無線LAN、Bluetooth 4.2、Micro USB、3.5mm音声入出力端子。ラジオ機能も備える。対応バンドは4Gが1/3/5/7/8/34/38/39/40/41、3Gが1/2/5/8/34/39/C0、2Gが2/3/5/8。センサーは加速度、近接、電子コンパス、指紋、環境光、赤外線、GPS、AGPS、GLONASS、BeiDouなど。

 バッテリは4,000mAhで。18Wの急速充電器を標準でバンドルする。本体サイズは75.58×158.73×8.47mm(同)、重量は180g。

Snapdragon 632の採用で大幅な性能向上を実現。ディスプレイも大型化した
新たに用意された赤色のモデル
こちらもP2iナノコーティングを施し、防水性能を向上させた
超巨大な文字サイズが選択可能
Redmi 7のセンサーはMi 6と同等。サンプル写真の撮影は富士山付近で行なわれたようだ