ニュース

Windows 7でDirectX 12が動作可能に。まずはWoWから

World of Warcraft

 米Microsoftは3月12日(現地時間)、人気MMORPGの「World of Warcraft(WoW)」をWindows 7にてDirectX 12環境で動作させるためのパッチを提供すると発表した。

 WoWは2018年後半にWindows 10においてDirectX 12をサポートしたが、依然としてWindows 7を使用し続けているユーザーも多くおり、MicrosoftはBlizzardやほかのデベロッパーなどから、Windows 7でのゲーム動作に関するフィードバックを多く受け取っていたという。

 そこで、ユーザーモードでのD3D12ランタイムのWindows 7への移植を決定。旧OSでもDirectX 12で動作するようにした。これにより、Windows 7でのWoWのフレームレートが向上する。

 なお、Windows 7でのDirectX 12対応ゲームの動作は、必ずしもWindows 10と同じというわけではなく、ローレベルグラフィックスAPIがサポートされないなど、性能面ではWindows 10が最適化されている。

 WoWはWindows 7でDirectX 12に対応した初めてのタイトルとなるが、Microsoftはほかのいくつかのゲームについてもデベロッパーと協力し、移植を進めるという。