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プロ向けの「Radeon Pro Software for Enterprise」が一般向けのRadeonを“逆サポート”

 AMDが2月4日(現地時間)にリリースした、プロフェッショナルグラフィックス向けのドライバ「Radeon Pro Software for Enterprise 19.Q1」において、一般消費者向けのRadeonシリーズを“逆サポート”することがわかった。

 同社は過去に、プロ向けビデオカード「Radeon Pro WX 9100」および「Radeon Vega Frontier Edition」向けに提供された「Radeon Pro Software 17.10」において、プロ向けのドライバと一般消費者(ゲーミング)向けドライバの切り替えを実現していたが、一般消費者向けのRadeonがRadeon Pro Softwareを使うことはできなかった。

 Radeon Pro Software for Enterprise 19.Q1では、一般消費者向けのRadeon RX Vegaシリース、Radeon RXシリーズ、Radeon R7 430/R5 240/535が新たにサポートされた。これは企業がRadeonを実際に業務や商用として利用している実態を反映したものとしており、生産性重視のアプリケーションでRadeonを使用する場合、同ドライバの利用を推奨しているという。具体的には、ワークフローの一部としてCADデータを確認する必要がある場合を挙げている。

 なお、当然のことだが、AMDはゲームにおいてRadeon Pro Software for Enterpriseの利用を推奨していないほか、ワークステーションクラスの性能や機能、およびアプリケーション認定は、一般消費者向けのRadeonには適用されず、Radeon Proビデオカードを利用する場合にのみメリットが得られるとしている。