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MIPS命令セットアーキテクチャがオープンソース化
2018年12月19日 19:25
Wave Computingは17日(米国時間)、同社が保有しているMIPS命令セットアーキテクチャ(ISA)のオープンソース化プログラム「MIPS Open」を発表した。
これに伴い、MIPSを次世代SoCを使う開発者、半導体企業、大学などは、32bitおよび64bitのMIPS ISAをライセンス費用なしで利用できる。さらに、MIPS Openプログラムの参加者は、何百もの特許とともにライセンス供与される予定。
同プログラムは具体的には、以下の技術やリソースが含まれている。
・オープンソース版の32bit/64bit MIPS ISA Release 6
・MIPS SIMD拡張
・MIPS DSP拡張
・MIPS Multi-Threading技術
・MIPS MCU
・microMIPSアーキテクチャ
・MIPS仮想化
同社でMIPS IP事業を担当するArt Swift氏は、「MIPS Openはコミュニティ主導型のソリューションとなり、業界において肯定的なインパクトを与えられ、MIPSベースの革新がもたらされる結果に期待している」などと語った。
Wave ComputingのMIPS事業は、2018年6月にMIPS Techを買収して得たもの。そのMIPS Techはもともと1984年にMIPS Computer Systemsとして創業し、1992年にSilicon Graphics International(SGI)、2012年にImagination Technologies、2017年にTallwoodに買収された経緯がある。