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Supermicro、「製品に不正ハードが埋め込まれた証拠はない」と声明

~ハッキング疑惑を改めて否定

 米Supermicroは10日(米国時間)、同社のマザーボード製品について、調査の結果、不正なハードウェアが存在する証拠は発見されなかったと発表した。

 これはBloomberg Businessweek誌が、「同社からマザーボードの製造を委託されている中国企業が、情報を不正に送信するマイクロチップを埋め込み、米国企業を対象としたハッキングを行なっている」と10月に報じたことを受けたもの(中国がSupermicroのマザボにハック用チップを埋め込んで製造とBloombergが報道)。

 Supermicroでは、第三者の検査会社に調査を委託し、同報道で言及されたマザーボードや、最近製造されたマザーボードを含む製品からサンプルを抽出、「徹底的な調査および複数の機能テスト」を行なった結果、調査会社が同社のマザーボードに不正なハードウェアが挿入された証拠は一切ないと結論付けたと報告している。

 報道直後から、Supermicroおよび同社製品によるハッキングを受けたとされたAppleやAWSから、報道内容を否定する声明が出されていたが、改めて同社に対する疑念を払拭するための発表と言える。

 同社はリリース中で、今回の調査結果は「Supermicroのマザーボードに対する不当な非難に終止符を打つものとなる」とし、製品のセキュリティと完全性、品質に誇りを持っていると述べている。

 なおBloomberg Businessweek誌は、記事執筆時点で今回のSupermicroの発表に対するコメントは行なっていない。

Supply Chain Security at Supermicro