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25ドルの「Raspberry Pi 3 Model A+」が発表

Raspberry Pi 3 Model A+

 Raspberry Pi財団は15日(現地時間)、4年ぶりの刷新となる「Raspberry Pi 3 Mode A+」を発表した。価格は25ドル。日本国内ではKSY、スイッチサイエンス、アールエスコンポーネンツらが取り扱う予定で、技適に関わる手続きが終了次第販売を開始する。

 Raspberry Piシリーズはそもそも2013年2月に25ドルの「Model A」が投入されたのがはじまり。2014年11月に低価格化した「Model A+」が投入されたが、以降はModel BやZeroシリーズの展開が中心で、Model Aは長らく更新されてこなかった。今回は4年ぶりの刷新となる。

 性能的には最新の3 Model B+並みとなっており、SoCはBCM2837B0で、CPUコアは1.4GHz駆動のCortex-A53×4、GPUはVideoCore IV(300~400MHz)。メモリは512MB LPDDR2。また、USB 2.0、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2+LE、microSDカードスロット、コンポジットビデオ出力と音声出力を統合した3.5mmミニジャックを備える。

 また、40ピンのGPIOヘッダー、CSIカメラポート、DSIディスプレイ出力を搭載。電源は5V/2.5Aで、Micro USBから入力する。本体サイズは64×56×17mm(幅×奥行き×高さ)。

【11月16日訂正】記事初出時、PoE HAT用ピンヘッダ搭載としておりましたが、搭載しておりません。お詫びして訂正します。

 Raspberry Pi 3B/3B+/Zeroで好評だった公式のケースも、Model A+向けに新たに用意した。