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Samsung、NPU内蔵でLTE下り最大2Gbps対応のモバイルプロセッサ「Exynos 9820」
2018年11月14日 18:49
Samsung Semiconductorは14日(韓国時間)、NPUを内蔵した新世代モバイルプロセッサ「Exynos 9 Series 9820」を発表した。年末にも量産を開始する予定。
製造プロセスは8nm LPP FinFETを採用。デバイス側でさまざまなAI処理が行なえるようNPUを内蔵し、より高速かつ効率的にAI処理を行なえるようにした。
加えて、8キャリアアグリゲーション(8CA)、4x4 MIMO、256-QAM、およびenhanced Licensed-Assisted Access技術により、下り速度最大2Gbpsを実現するLTEに対応したモデムを内蔵。理論値でリンクされれば、3.7GBのフルHDビデオを15秒で転送できるとしている。上りは最大316Mbps。
また、マルチフォーマットの4K UHDビデオを150fpsでデコード/エンコードできるビデオプロセッサを内蔵。10bitカラーもサポートするとしている。
CPUコアは第4世代のカスタムコア×2+Cortex-A75×2+Cortex-A55×4という構成。従来からシングルコア性能が20%向上、もしくは消費電力効率が40%改善。マルチコア性能も約15%改善した。GPUは最新のMali-G76 MP12を採用し、従来と比較して40%の性能向上、もしくは35%の電力低減を実現する。
メモリはLPDDR4xに対応。ディスプレイ解像度は最大4,096×2,160ドットまたは3,840×2,400ドットをサポート。カメラは背面/前面ともに2,200万画素をサポートし、デュアルカメラ構成では1,600万画素×2に対応する。