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AMD、最大3.8GHz動作に引き上げた「EPYC 7371」を発表

 AMDは13日(米国時間)、動作周波数を最大3.8GHzに引き上げたサーバー向けCPU「EPYC 7371」を発表した。サーバー向け「EPYC 7000」ファミリに加わり、高い動作周波数が好ましい高頻度トレーディングなどの用途に好適とした。現時点では価格は不明で、2019年第1四半期の発売を予定する。

 EPYC 7371の基本スペックは16コア/32スレッド、3.1GHzをベース動作周波数とする。ブースト時には16コアで3.6GHz、8コアのみのブーストで最大3.8GHzでの動作を可能とした。

 同じ16コア/32スレッドの既存モデル「EPYC 7351」ではベース2.4GHz、ブースト時最大(全コア)2.9GHzとされており、動作周波数は大幅に引き上げられている。

 現時点ではTDPなどの詳細な仕様は不明であり、次世代サーバーCPU「Rome」が発表された直後ではあるが、ラインナップ内でもひときわ動作周波数が高いモデルが追加されたことになる。