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富士通、Windows Updateでバッテリ制御プログラムを配布

~バッテリ発火の可能性がある1,700万台が対象

 富士通株式会社は10月31日、同社でバッテリ不具合の可能性があるノートPCを対象に、Windows Updateにて「バッテリ充電制御機能アップデート」を配信すると発表した。

 富士通は昨年(2017年)2月9日より、2010年から2016年に販売したノートPCを対象に、バッテリ発火のおそれがある製品について安全を確保するため、同社の特設サイトでバッテリ充電制御機能アップデートを提供していた。しかし、発生率は低いながら交換/回収がすんでいるバッテリパック以外でも発火事故が発生しており、事故を未然に防ぐため、Windows Update経由でバッテリの内圧上昇を抑える同機能の提供にいたった。対象製品台数は約1,712万台。なお、バッテリパックの自主回収の呼びかけは過去3回にわたり行なわれている。

 一部のモデルにはすでにバッテリ充電制御機能アップデートで搭載済みとのことで、対象のモデルかどうかは以下の関連リンクから確認できる。

【お詫びと訂正】初出時に、「富士通は昨年(2017年)2月9日より、2010年から2016年に販売したノートPCを対象に、バッテリ発火のおそれがある製品について、バッテリパックの交換/回収を3回にわたり呼びかけていた」としていましたが、2月9日より行なわれていたのはバッテリ充電制御機能アップデートの提供です。お詫びして訂正させていただきます。