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15インチMacBook Proがオプションで「Radeon Pro Vega」を搭載へ

MacBook Pro

 Appleは31日、15インチ「MacBook Pro」のGPUオプションとして、「Radeon Pro Vega 16」および「Radeon Pro Vega 20」を11月14日(ニュースリリース発表、製品ページでは11月下旬の表記)より追加すると発表した。

 Vegaアーキテクチャを採用したGPUで、それぞれ16基と20基のCompute Unitを搭載。ストリームプロセッサ数はそれぞれ1,024基、1,280基と見られ、Kaby Lake-Gの統合GPU「Radeon RX Vega M GL」と同等または以下となるが、動作クロックは上回っている。いずれも4GBのHBM2を搭載する。

GPURadeon Pro Vega 16Radeon Pro Vega 20Radeon RX Vega M GLRadeon RX Vega M GH
アーキテクチャVega
製造プロセス14nm
Compute Unit数16202024
コアクロック1,185MHz1,300MHz1,011MHz1,190MHz
メモリ4GB HBM 2
ビット幅1,024-bit
帯域幅192GB/s179.2GB/s204.8GB/s
メモリ速度1.5Gbps?
単精度浮動小数点演算性能2.4TFLOPS3.3TFLOPS2.6TFLOPS(推測値)3.7TFLOPS(同)
半精度浮動小数点演算性能4.8TFLOPS6.6TFLOPS?
Radeon Pro Vegaのチップ

 同日にAMDにもRadeon Pro Vegaの情報が登場しており、搭載製品の写真としてMacBook Proが利用されている。いずれも14nmのFinFETプロセスを採用しており、プレミアムクラスの薄型ノートPCのグラフィックス性能を引き上げるとしている。

 なお、MacBook Proのそのほかの仕様は従来モデルを踏襲するとみられる。

【31日18時】仕様詳細を追記しました。