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Qualcomm、スマートヘッドセットでAmazonとタッグ

リファレンスデザイン

 Qualcommは22日(米国時間)、Alexaに対応したスマートヘッドセットの開発プラットフォーム「Qualcomm Smart Headset Platform」を発表した。Amazon AVS(Alexa Voice Service)を採用したヘッドセット製品のリファレンスデザインと開発キットが含まれ、製品化を容易とする。10月初めにはMicrosoftも「Surface Headphones」を発表しており、今後もヘッドセットをめぐった各社の競争は激しくなるだろう。

 開発キットはオーディオDSPを含んだSoC「QCC5124」を搭載したもので、同SoCは低遅延、高音質再生を可能とするコーデックであるaptXに対応するほか、ノイズキャンセリング機能やBluetooth Low Energyを備えたワイヤレスヘッドセット向けの製品だ。

 ヘッドセットのリファレンスデザインは、AlexaアプリがインストールされたAndroidスマートフォンと接続して使うもので、ボタンを押すとAVSが有効になる。

リファレンスデザインのイメージ
開発キット

 同様の製品はすでにBOSEなどから発売されているが、製品の性質上、省電力性やノイズキャンセリングといった各種機能のインテグレーションが重要となる。Qualcommは、同プラットフォームにより各ヘッドセットメーカーがシングルベンダー体制で成長中の市場に速やかに参入できるとしている。