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Qualcomm、新CPUコア採用でゲームに特化した「Snapdragon 675」
2018年10月23日 15:23
Qualcommは22日(香港時間)、ミドルレンジ向けの新プラットフォーム「Snapdragon 675」を発表した。
同社は8月にもSnapdragon 670を投入したばかりで、そこからわずか“5”上がっただけだが、内部的には完全に刷新されたものとなっている。
まず、CPUは新規設計の「Kryo 460」となり、前世代と比較して総合性能が20%向上。Kryo 400世代のCPUコアは今回が初。8コア構成となっているが、パフォーマンスコアは2基、省電力コアは6基という構成となっている。プロセスルールは11nm。
GPUはAdreno 612となり、Unity、Unreal、MessiahおよびNeoXといったゲームエンジンに最適化を施し、ジャンクを90%低減し、ゲーム起動速度を30%高速化。Vulkan、OpenGL 3.2、OpenCL、Snapdaragon profilerといったメジャーなAPIをサポートする。
また、ゲームではスマートフォン全体への要求が高く、その実行効率を高めるため、CPU/GPUおよびHexagon DSPを緊密に連携させるようにした。さらに内包されたQualcomm Aqstic AudioとX12 LTEモデムも、ゲームにおいてより良い音質や通信体験を実現するとしている。
イメージ処理プロセッサはSpectra 250Lで、最大で2,500万画素のセンサーをサポートし、4,800万画素のスナップショットが可能。Snapdragon 600シリーズでははじめて制限なしのスローモーション撮影を可能とし、480fpsの動画をHD画質で記録できる。3Dによる顔認証、最大6基のカメラのサポートも特徴。AI Engineも強化され、従来と比較してAIアプリケーション性能が50%向上した。
Snapdragon 675を採用したスマートフォンは2019年初に登場する予定。
プラットフォーム名 | Snapdragon 710 | Snapdragon 675 | Snapdragon 670 | Snapdragon 660 |
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製造プロセス | 10nm | 11nm | 10nm | 14nm |
プロセッサ | SDM710 | SDM675? | SDM670 | SDM660 |
CPUコア | Kryo 360 | Kryo 460 | Kryo 360 | Kryo 260 |
動作クロック | 2.2GHz | 2GHz | 1.95~2.2GHz | |
コア数 | 2+6 | 4+4 | ||
GPU | Adreno 616 | Adreno 612 | Adreno 615 | Adreno 512 |
ISP | Spectra 250 | Spectra 250L | Spectra 250 | Spectra 160 |
カメラ | 2,000万画素デュアル/3,200万画素シングル | 1,600万画素デュアル/2,500万画素シングル | ||
DSP | Hexagon 685 | Hexagon 680 | ||
モデム | Snapdragon X15 LTE | Snapdragon X12 LTE | ||
LTEカテゴリ | UL:13/DL:15 | UL:13/DL:12 |