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Qualcomm、ミドルレンジをさらに強化する「Snapdragon 670」

 Qualcommは、同社のスマートフォン向けプラットフォームに、ハイミドルレンジ向けの「Snapdragon 670」を追加した。

 既存のSnapdragon 660と710のあいだに位置するモデル。CPUは710と同じKryo 360だが、動作クロックは200MHz低い2GHzとなっている(660はKryo 260で1.95~2.2GHz)。一方でGPUはAdreno 615で、660のAdreno 512から高速化を図った。製造プロセスは10nm。

 モデムは660と同じSnapdragon X12 LTEとなっており、下り最大600Mbps、上り最大150Mbps。Hexagon 685 DSPや、Spectra 250 IPSなども内包する。710と660との比較は下表のとおり。

プラットフォーム名Snapdragon 710Snapdragon 670Snapdragon 660
プロセッサSDM710SDM670SDM660
製造プロセス10nm14nm
CPUコアKryo 360Kryo 260
動作クロック2.2GHz2GHz1.95~2.2GHz
コア数8
GPUAdreno 616Adreno 615Adreno 512
ISPSpectra 250Spectra 160
カメラ2,000万画素デュアル/3,200万画素シングル1,600万画素デュアル/2,500万画素シングル
DSPHexagon 685Hexagon 680
モデムSnapdragon X15 LTESnapdragon X12 LTE
LTEカテゴリアップリンク:13/ダウンリンク:15アップリンク:13/ダウンリンク:12
下り最大速度800Mbps600Mbps
上り最大速度150Mbps