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アニメーション映画「ペンギン・ハイウェイ」製作でも活躍するデル製品
~デル、ユーザー向けイベントを開催
2018年10月6日 21:59
デル株式会社は5日、都内にて「デルアンバサダー」を対象とした座談会イベントを開催した。
会場には、同日に発表されたWhiskey Lake搭載のコンシューマ向け2in1/ノートPC「New Inspiron 13 7000 2-in-1」、「New Inspiron 14 5000 2-in-1」、「New Inspiron 14 5000」、「New Inspiron 13 7000」や、液晶ディスプレイ「S2719DC」、XPSシリーズ製品などが展示され、実機に触ることが可能となっていた。
各製品の詳細や、実機写真ついては既報を参照されたい(デル、Whiskey Lake搭載の13.3型/14型の2in1/ノートPC、デル、DisplayHDR 600認証取得のフレームレス27型WQHD液晶)。
開会の挨拶を行なったデル株式会社 コンシューマー&ビジネスマーケティング統括本部部長の横塚知子氏は、定期的に開催されているこの座談会は、ユーザーの声を直接聞くことで、製品開発に活かすべく行なわれており、忌憚なく意見をぶつけて欲しいと強調し、米本社まで声を届けると語った。
同社クライアントソリューションズ統括本部 クライアント製品マーケティング部マーチャンダイジングコンサルタントの合田大輔氏は、5日発表の製品について紹介。いずれの製品も、高性能ながらデザイン性にも優れているとアピールした。
つづいて、アニメーション制作会社の株式会社スタジオコロリド取締役/ファウンダー、宇田英男氏が登壇。
宇田氏は、セルアニメから始まったアニメーション制作の現場では、現在でも手書きで紙に描く作画が主体で、徐々に紙ベースからデジタルへ移行する流れがあると説明。スタジオコロリドでは、先進的にデジタル作画を取り入れ、液晶ペンタブレットを活用しているとした。
同氏によれば、現在劇場にて上映中の長編アニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』の制作に際し、製作期間中にPCが故障した場合のリスクを考え、事務作業やPhotoshopなどによるクリエイティブ作業のためのモバイルノートPCとして、デルのXPSシリーズを新たに導入。同映画の制作に活躍したという。
同社アニメーターの間崎渓氏は、アニメーションの作画業務では、大型の液晶タブレットと液晶ディスプレイを併用していると説明。制作現場では映画館などへ納品するために、シビアな色味の確認などが求められるが、そこでもデル製のディスプレイを用いており、信頼を置いていると語った。
前述のとおり、アニメーションの作画などには2in1製品が用いられているわけではないが、ペンに対応したデルのモバイル2in1をオフィスに持ち込んだところ、スタッフからディスプレイの発色がよく、持ち歩いて外でスケッチができるのが良いという声が多かったという。
そんな現場から持ち帰った声として、キーボートと分離できれば片手でショートカットキーを活用でき、本体にスタンドもあれば本格的な作業にも使えるとのことで、同氏は是非開発をお願いしたいと語っていた。
これらの声に応えて、デルから高性能なキックスタンド搭載のキーボード分離式モバイル2in1が登場することを、筆者個人としても楽しみにしておきたい。