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アプリ起動もデータコピーも超高速! 最新NVMe SSD注目7製品一斉比較
~気になる発熱とサーマルスロットリングもテスト
2018年8月27日 13:44
「まだケーブルなんてものを使っているんですか?」と、思わず上から目線で煽ってしまいたくなるくらいに、最新のNVMe SSDは速い。ここでは、そんな最新のNVMe SSDから7製品をピックアップ。速度、温度の両面から性能をチェックしていこう。
TEXT:北川達也
最新コントローラ&ヒートシンクを採用
ADATA Technology XPG GAMMIX S11 | |
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コントローラ | Silicon Motion SM2262 |
インターフェイス | M.2(PCI Express 3.0 x4) |
NANDチップ | ADATA Technology製フラッシュメモリ |
Silicon Motionの最新NVMe対応コントローラ「SM2262」を採用し、最大速度3,000MB/sオーバーを実現したハイエンドクラスの製品。ヒートシンクによる熱対策も行なわれている。また、可変長の疑似SLCキャッシュを採用するなどのチューニングが施されている。
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最大速度(リード・ライト) | 実売価格 | GB単価 |
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AGAMMIXS11-960GT-C | 960GB | 非公開 | 3,150MB/s・1,700MB/s | 37,000円前後 | 38.54円 |
AGAMMIXS11-480GT-C | 480GB | 非公開 | 3,200MB/s・1,700MB/s | 19,000円前後 | 39.58円 |
AGAMMIXS11-240GT-C | 240GB | 非公開 | 3,200MB/s・1,100MB/s | 11,000円前後 | 45.83円 |
ミドルレンジの手堅い構成が魅力
CFD販売 | M2OPG1VN |
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コントローラ | Silicon Motion SM2260 |
インターフェイスM.2(PCI Express 3.0 x4) | |
NANDチップ | IM Flash Technologies製フラッシュメモリ |
人気コントローラメーカー、Silicon Motionの第1世代NVMe対応コントローラとIMFT製の3D NANDを搭載。すでに次世代のコントローラを採用した製品が登場しているため、性能面や発熱などでは最新世代に劣るが、手堅い性能と耐久性を実現している。
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最大速度(リード・ライト) | 実売価格 | GB単価 |
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CSSD-M2O512PG1VN | 512GB | 非公開 | 2,500MB/s・1,100MB/s | 22,000円前後 | 42.97円 |
CSSD-M2O256PG1VN | 256GB | 非公開 | 2,000MB/s・1,100MB/s | 18,000円前後 | 70.31円 |
コスパの高さで市場をリードする人気モデル
Intel SSD 760p | |
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コントローラ | Silicon Motion SM2262 |
インターフェイス | M.2(PCI Express 3.0 x4) |
NANDチップ | IM Flash Technologies製フラッシュメモリ |
安価なだけでなく、性能も高いことから大人気となっている製品。Intel自社製ではなくSilicon Motionのコントローラを採用する点は、前モデルのSSD 600pと同じだが、最新世代の64層3D NANDを採用。性能は格段にアップし、発熱も減少している。
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最大速度(リード・ライト) | 実売価格 | GB単価 |
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SSDPEKKW010T8X1 | 1TB | 非公開 | 3,230MB/s・1,625MB/s | 37,000円前後 | 36.13円 |
SSDPEKKW512G8XT | 512GB | 非公開 | 3,230MB/s・1,625MB/s | 18,000円前後 | 35.16円 |
SSDPEKKW256G8XT | 256GB | 非公開 | 3,210MB/s・1,315MB/s | 10,000円前後 | 39.06円 |
SSDPEKKW128G8XT | 128GB | 非公開 | 1,640MB/s・650MB/s | 7,000円前後 | 54.69円 |
NVMe SSD初のDRAMレス設計を採用
Kingston Technology A1000 NVMe PCIe SSD | |
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コントローラ | Phison PS5008-E8 |
インターフェイス | M.2(PCI Express 3.0 x2) |
NANDチップ | Kingston Technology製フラッシュメモリ |
PhisonのDRAMレスコントローラ「PS5008-E8」を採用した低価格ドライブ。PS5008-E8はHMB対応のコントローラだが、本製品ではこの機能を無効化し、非対応で設計されている。PCI Express 3.0 x2接続の製品であるため、ベンチマーク性能は控えめだが、960GBモデルが3万円切りと安く、かつ使用感自体は悪くない。
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最大速度(リード・ライト) | 実売価格 | GB単価 |
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SA1000M8/960G | 960GB | 非公開 | 1,500MB/s・1,000MB/s | 28,000円前後 | 29.17円 |
SA1000M8/480G | 480GB | 非公開 | 1,500MB/s・900MB/s | 17,000円前後 | 35.41円 |
SA1000M8/240G | 240GB | 非公開 | 1,500MB/s・800MB/s | 9,000円前後 | 37.50円 |
BiCS3を採用したハイエンドクラス製品
Lite-On Technology Plextor M9PeGN | |
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コントローラ | Marvell 88SS1093 |
インターフェイス | M.2(PCI Express 3.0 x4) |
NANDチップ | 東芝メモリ製フラッシュメモリ |
東芝メモリ製の64層3D TLC NAND「BiCS3」とMarvell製のコントローラを組み合わせた製品。前モデルのM8Seとコントローラは同じだが、NANDメモリがBiCS3へと変更され、大幅な性能アップを実現。本製品に対応した新たなツールも配布されている。
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最大速度(リード・ライト) | 実売価格 | GB単価 |
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PX-1TM9PeGN | 1TB | 非公開 | 3,200MB/s・2,100MB/s | 48,000円前後 | 46.88円 |
PX-512M9PeGN | 512GB | 非公開 | 3,200MB/s・2,000MB/s | 25,000円前後 | 48.83円 |
PX-256M9PeGN | 256GB | 非公開 | 3,000MB/s・1,000MB/s | 14,000円前後 | 54.69円 |
最速クラスの性能を実現した人気モデル
Samsung Electronics SSD 970 EVO | |
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コントローラ | Samsung Phoenix |
インターフェイス | M.2(PCI Express 3.0 x4) |
NANDチップ | Samsung Electronics製フラッシュメモリ |
高い処理能力を備えた5コアのSamsungオリジナルコントローラと自社製の最新世代の64層3D TLC NANDを採用。現役最速クラスの性能と高い耐久性で大人気となっている製品だ。熱を拡散させるCopper Sealによる熱対策も行なわれている。
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最大速度(リード・ライト) | 実売価格 | GB単価 |
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MZ-V7E2T0B/IT | 2TB | 2GB | 3,500MB/s・2,500MB/s | 89,000円前後 | 44.50円 |
MZ-V7E1T0B/IT | 1TB | 1GB | 3,500MB/s・2,500MB/s | 44,000円前後 | 44.00円 |
MZ-V7E500B/IT | 500GB | 512MB | 3,400MB/s・2,300MB/s | 22,000円前後 | 44.00円 |
MZ-V7E250B/IT | 250GB | 512MB | 3,400MB/s・1,500MB/s | 13,000円前後 | 52.00円 |
Western Digital初の自社製コントローラを採用
Western Digital WD Black NVMe SSD | |
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コントローラ | Western Digital製(型番非公開) |
インターフェイス | M.2(PCI Express 3.0 x4) |
NANDチップ | Western Digital製フラッシュメモリ |
Western Digital製のオリジナルコントローラと64層3D TLC NANDを組み合わせた製品。公称最大速度は現役最速クラスで、同社のハイエンドクラス製品のブランド「Black」に恥じない性能を実現する。同社のWebサイトから専用ツールを入手できる。
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最大速度(リード・ライト) | 実売価格 | GB単価 |
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WDS100T2X0C | 1TB | 非公開 | 3,400MB/s・2,800MB/s | 43,000円前後 | 43.00円 |
WDS500G2X0C | 500GB | 非公開 | 3,400MB/s・2,500MB/s | 23,000円前後 | 46.00円 |
WDS250G2X0C | 250GB | 非公開 | 3,000MB/s・1,600MB/s | 12,000円前後 | 48.00円 |
【問い合わせ先】ADATA Technology:03-5807-0011(エイデータテクノロジージャパン)・http://jp.adata.com/jp/、CFD販売:-・http://www.cfd.co.jp/、Intel:0120-868686(インテル)・http://www.intel.co.jp/、Kingston Technology:00531-88-0018・http://www.kingston.com/jp/、Lite-On Technology:info@aiuto-jp.co.jp(アユート)・http://www.plextor.com/、Samsung Electronics:Webサイトのフォームから(ITGマーケティング:http://www.itgm.co.jp/)・http://www.samsung.com/semiconductor/minisite/jp/、Western Digital:0120-994-120(ウエスタンデジタルジャパン)・http://www.wdc.com/jp/
【検証環境】CPU:Intel Core i5-7600K(3.8GHz)、マザーボード:ASUSTeK PRIME Z270-K(Intel Z270)、メモリ:Micron Crucial Ballistix Sport BLS2K8G4D240FSA(PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×2)、システムSSD:CFD販売 S6TNHG6Q CSSD-S6T256NHG6Q(Serial ATA 3.0、256GB)、OS:Windows 10 Enterprise 64bit版、温度と転送速度:TxBENCHでシーケンシャルリード(QD32)を容量の全域に対して5分間実行したさいの値を「HWiNFO64」で測定
最大速度と速度劣化をチェック
ここでは、CrystalDiskMarkによる最大速度計測の結果とTxBENCHを利用した速度劣化テストの結果を見ていく。
まず、CrystalDiskMarkの結果だが、トップクラスと言えるのは、Samsungの970 EVOとWestern DigitalのWD Blackの2製品だ。両者はいずれの項目でも優れた性能を実現している。3番手は、ランダムリード・ライトに優れるADATA XPG GAMMIX S11、ランダムリードこそ若干遅いが、それ以外の成績がよかったLite-OnのPlextor M9Peだろう。なお、KingstonのA1000のシーケンシャルがほかの製品と比較して遅いのは、PCI Express 3.0 x2接続であるからだ。
次にTxBENCHの結果は、970 EVOがダントツで優秀。全製品が疑似SLC領域を使い切っているため、ランダムライトの速度は低下しているが、低下後の速度がもっとも速かったのが970 EVOだ。しかも、970 EVOは、リードに関しては速度低下を起こしていない。2番手グループは激戦でどれも一長一短あるため、甲乙付け難い。
【検証環境】CPU:Core i5-7600K(3.8GHz)、マザーボード:ASRock Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7(Intel Z270)、メモリ:CFD販売 Crucial Ballistix Sport W4U2400BMS-8G(PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×2)、システムSSD:Lite-On Plextor M8PeGN PX-512M8PeGN[M.2(PCI Express 3.0 x4)、MLC、512GB]、OS:Windows 10 Pro 64bit版