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Arm、Windows向けで年内に7nm CPU投入。5年以内に競合と比肩
2018年8月21日 15:19
英Armは16日(現地時間)、モバイル端末やラップトップコンピュータといった、クライアント向けCPUのロードマップと性能数値をはじめて公開した。
ArmのCPUは、2013年以降、クロックあたりの命令数(IPC)の性能は毎年2桁の成長を達成しており、ペースが落ちていると言われているムーアの法則の信頼をPC業界に取り戻しているという。そして来る5Gの時代に向け、常時起動/常時接続の高性能ラップトップ体験を実現するためのCPUを実現する。
第1弾がすでに発表されたCortex-A76で、7nmプロセスをターゲットとし、前世代と比較して35%の性能向上を実現した。x86プロセッサの約半分の消費電力で、3~3.3GHzの動作クロックを達成できるという。
このCortex-A76をベースに、2018年後半には7nmプロセスに最適化した「Deimos」を投入。Arm DynamIQ技術を採用し、演算性能を15%以上引き上げるという。
そして2019年には、5nmと7nmの両プロセスに最適化した「Hercules」を投入。演算性能向上を踏襲しつつ、5nmプロセスを採用すれば消費電力と実装面積の両方で10%の効率化を図るとしている。
Armによると、今後5年間でWindowsラップトップおよびChromebookの市場シェアを大幅に獲得できるとしており、x86で支配されたこの市場にブレイクスルーをもたらすという。