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AMD、999ドルのワークステーション向けGPU「Radeon Pro WX 8200」

Radeon Pro WX 8200

 米AMDは12日(現地時間)、ワークステーション向けGPU「Radeon Pro WX 8200」を発表した。米国での推奨小売価格は999ドル。現地の13日より予約開始し、発売は9月を予定している。

 コンシューマ向けの「Radeon RX Vega 56」に近い規模のGPUで、56基のコンピュートユニット(CU)、8GBのHBM2メモリを搭載。最大512GB/sのメモリバンド幅や11TFLOPSの浮動小数点演算性能を実現している。

 ディスプレイ出力はMini DisplayPort×4で、8K解像度をサポート。AMDによれば、NVIDIAより高いドライバの信頼性、Quadro P5000/P4000を凌駕するGPUレンダリング/VR性能を実現。Radeon用ドライバと切り替えることでゲーム用途にも性能を最適化できる。

 また、ACE(Asynchronous Compute Engine)の搭載により、コンピュートタスクとグラフィックスタスクを同時に実行しても性能低下が少なく、マルチタスクにおいてQuadro P5000と比較して13倍の性能を実現するという。

 消費電力は250Wで、PCI Express補助電源8ピン+6ピンを利用する。

Radeon Pro WX 8200の概要
NVIDIAより高いドライバの信頼性
レンダリング性能の比較
メディア性能の比較
NVIDIAが優れているベンチマークもあるが、ディスプレイのリフレッシュレートを越えているため実用性は低いという
VR性能はQuadro P5000/P4000より高い
コンピュートとグラフィックスを同時に実行するマルチタスク性能に優れるとしている
マルチタスク性能において平均でQuadron P5000の13倍の性能を謳っている