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マウス、MSI製ゲーミングデスクトップPCを販売
~G-Tuneはシンプル、MSIは多機能で差別化
2018年7月18日 14:24
株式会社マウスコンピューターは、24日よりMSI製ゲーミングデスクトップPCの取り扱いを開始し、ミドルタワーPC「Aegis 3 8th」、スリムタワーPC「Nightblade MI3 8th」の2製品を発売する。税別価格はそれぞれ245,800円、169,800円。
24日より順次販売予定で、マウスWebサイトおよび直営店のほか、マウス製品取り扱い販売店でも販売される。
両製品ともに第8世代Coreプロセッサを搭載したゲーミングPCで、コンパクトなサイズ設計が特徴。
Aegisでは筐体を傾けた特徴的なデザインを採用し、Nightbladeではより省スペース性を重視した設計で、ミドルタワーと比較して4割の面積で設置できるとしている。
各製品のおもな仕様は以下のとおり。
製品 | Aegis 3 8th | Nightblade MI3 8th |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home | |
CPU | Core i7-8700(6コア/12スレッド、3.2~4.6GHz) | |
GPU | GeForce GTX 1080(8GB GDDR5X) | GeForce GTX 1060(6GB GDDR5) |
メモリ | DDR4-2133 16GB×1(最大16GB×2) | |
ストレージ | 256GB NVMe SSD+1TB HDD | 256GB SATA SSD+1TB HDD |
チップセット | Intel B360 | Intel H310 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | |
ネットワーク | IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5、Gigabit Ethernet | |
その他インターフェイス | USB 3.1×3(1基Type-C)、USB 3.0×2、USB 2.0×4、音声入出力ほか | USB 3.0×3(1基Type-C)、USB 2.0×5、音声入出力ほか |
電源 | 80PLUS BRONZE取得450W | 同350W |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約169×433×376mm | 約128×342×268mm |
税別価格 | 245,800円 | 169,800円 |
両製品ともに、メンブレンスイッチ搭載のゲーミングキーボード「VIGOR GK40」および、4段階のDPI変更に対応した光学ゲーミングマウス「CLUTCH GM10」が標準で付属する。
また、144Hz駆動の曲面VAパネルを採用した、MSI製27型WQHD(2,560×1,440ドット)ゲーミング液晶ディスプレイ「Optix MPG27CQ」も、MSIゲーミングPC購入時にオプションでセット購入が可能となっている。
都内で開催された発表会には、株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長 小松永門氏、同社コンシューマーマーケティング室 室長 杉澤竜也氏、台湾Micro-Star International(MSI)副社長のTed Hung氏、同社プロダクトマネージャーのMatias Ko氏が登壇。
小松氏は、同社のゲーミングPCブランド「G-Tune」では、ゲームの基本的な性能に特化し、幅広い価格帯でシンプルな製品を提供しているが、MSIのゲーミングPCは、専用ユーティリティの搭載など機能面で特化しているものと紹介。
G-Tuneは“シンプル+高性能”、MSIは“多機能+高性能”のPCとして棲み分けることで、あらゆるゲーマーの需要に応えていけると述べ、MSIはシンプルにゲームを楽しむだけでなく、次世代のゲーム体験を体感したいユーザー向けの製品であるとした。
Hung氏は、MSIではゲーミングデスクトップ、ゲーミングモニタ、Proシリーズの3セグメントでハードウェアを展開しており、2014年からゲーミングシステムの提供を開始したと説明。
ゲーミングについては、全ゲーマーに息を呑むようなゲーム体験を提供するというビジョンのため、常に最先端のマシンを提供していくというミッションを掲げているとした。
全世界で20以上のプロゲーミングチームをスポンサードしており、プロ選手からのフィードバックも製品開発に役立てているという。
同社のブランドのファン層は、24歳以下が62%を占めており、若年層が多いのも特徴で、21歳以下の層では、PCゲームを遊ぶのに「PCパーツから比較、PCを自作してゲームを楽しむ」のではなく、「SNSでブランドを知ってプロチームなどでブランドを信頼して、完成済みのPCを購入してゲームを楽しむ」というフローが多いと紹介した。
Ko氏は、MSIでは2017年から「ゲーミング市場No.1」というだけでなく、「TRUE GAMING」の実現を掲げており、BTOメーカーであるマウスコンピューターと提携することで、トータルソリューションを提供していきたいと説明。
ユーザーという観点では、ゲーマーだけでなくストリーマー、写真家、デザイナーなども含め、どのようなユーザーであれ、課題を抱えていればそれを解決することを最優先に考えているとして、Gaming Power/Accessibility/Monitor/Experienceからなる「G.A.M.E. Unlimited」によって悩みを解決するとアピールした。
今回発売されるAegis 3とNightblade MI3は、ともにSilent Storm Coolingと称する冷却システムを採用しており、GPUやCPU、電源などをチャンバーとして分割することで、エアフローを独立させ、高い冷却効率と静音化を実現しているという。
オプションで購入できるOptix MPG27CQについては、Steel Seriesとの協業で「GameSense」をサポートし、Dota 2やCS:GOなど対応ゲームの情報をディスプレイ下辺のLEDでステータスとして表示できるとアピールした。
杉澤氏は、マウスコンピューターでは、G-Tuneブランドで、シンプルなゲーミングPCを求める声に応えた新生「NEXTGEAR」シリーズ(G-Tune、プロゲーマーの要望を全面採用した新筐体のゲーミングPC)を投入しているように、シンプルかつ高性能を手に取りやすくというコンセプトで製品を展開しているが、今回のMSI製PCでは、LEDを搭載しカスタマイズできるなど、シンプルとは異なるニーズに対応できる製品になっていると述べ、より幅広いユーザーをカバーできるようになるとアピールした。