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東芝、有村架純さんを「働き方改革推進室 室長」に任命

有村架純さん(右)と東芝クライアントソリューション 常務執行役員 国内事業統括部 統括部長の影山岳志氏

 東芝クライアントソリューション株式会社は10日、都内プライベートイベントで「dynabook Day 2018」を開催し、冒頭の記者発表会にて、有村架純さんを起用した新CMを発表した。

 冒頭では、同社取締役社長 覚道清文氏が挨拶。6月5日にシャープの連結子会社となる譲渡契約を結んだことを振り返り、10月1日以降はシャープ傘下で活動を続けるとしながらも、今までどおりにサポートや製品を提供していくことを掲げた。

同社取締役社長 覚道清文氏

 また、東芝は1985年に世界初のラップトップコンピュータ「T1100」を投入してから約30年間、コンピューティングをパーソナルにすることをリードしてきたが、これからエッジやIoTのなかでもコンピューティングが広く浸透することを支援し続けるとした。

 今回のCMは、昨今企業内で課題になっている働き方改革を支援する「dynabook V」シリーズをアピールしたもの。同シリーズの最大の特徴であるフレキシビリティ(液晶回転型の2in1)、MILスペックに準拠した堅牢性、そして赤外線によるWindows Helloの顔認証について謳われており、CMでは有村架純さんが採用面接に挑むシーンで、これらのキーワードを口にする。

 とくに顔認証は最大のアピールポイントとなっており、「あなたの一番の強みは?」という面接官の質問に対し、有村さんは自信満々の笑みで「人を見る目です」と答え、面接官に迫る。このシーンについて有村さんは「うまく視聴者に伝えられたのではないか」と話した。

CMのなかで、「人を見る目です」と答え、面接官に迫る有村さんの真剣な顔

 CMキャラクターとして採用されたことに伴い、東芝は有村さんを「ダイナブック事業部 働き方改革推進室 室長」として任命。任命された有村さんは「私は会社勤めしていないので、働き方改革を実感することが少ないのですが、働き方改革に少しでも貢献していていければ嬉しいです」などとコメントした。

 発表会場に併設されたdynabook製品の展示会場では、dynabook V72の分解ショーの実演もあり、実際内部の構造を見ることができた。

dynabook V72の分解ショーにて。若干筐体内の空きスペースが目立つが、これは堅牢性を考慮してのことだろう
harman kardonブランドのスピーカーユニット。バスレフ構造などが採用されている
日本電産と共同で開発した超薄型ファン。フィンは41枚
バッテリは3セルの薄型(約49Wh)。これで17時間駆動を達成しているのだから立派だ
マザーボード。うねうねした配線が芸術的
マザーボード背面のCPU取付部の裏には、剛性を強化するための補強用金属パーツがはんだ付けされている。これは繰り返しシミュレーションした結果だという
SSDはM.2接続で、今回分解したモデルはSmasungのPM961が採用されていた
Thunderbolt 3コントローラはIntelの「JHL6340
オーディオコーデックはRealtek製
CPUは4コア/8スレッドのKaby Lake-R。メモリはSamsung製の「K4E6E304EBEGCF」
SMSCの「MEC1632-AUE」はマイコンで、キーボードや電源周りを制御しているという
タッチパッドは指紋センサーを統合しており、Synapsesのコントローラが使われている
キーボードはパンタグラフで、かなりしなってしまうのだが……
強度の高いパームレスト面に多くネジ止めし、構造を工夫することで剛性を高めた
赤外線発射装置とカメラ、Webカメラを1つにしたモジュール
ワコム製デジタイザも採用している
シャープ製のパネルを採用している