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マウス主催の山の信州フォトコンテスト、夏編も開催。春編のグランプリ作品も決定

 株式会社マウスコンピューターは23日、「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト夏を開催することを発表した。

 同コンテストは、癒し、アウトドア、歴史・文化、食の4部門にて、長野で撮影された写真を募集するもの。第1回となるフォトコンテスト春は、3月26日~5月21日の期間で開催され、634の応募があった。このたびの盛況を受け、引き続き、7月1日~8月20日の期間で夏編が開催されることとなった。

フォトコンテスト春では634の応募があった

 当初は、デジタルカメラで撮影された写真のみが応募対象となっていたが、途中からスマートフォンも対象に含まれ、夏編もスマートフォンを含むカメラで6月1日~8月20日までの間に撮影した写真で応募できる。応募に際しては、インプレスが運営する写真SNSサイト「GANREF」にて行なう。

 部門ごとに、グランプリ賞(各1名)「12型Windows 10 2in1 MT-WN1201E」、準グランプリ賞(各2名)「28型iiyama液晶ディスプレイ ProLite X2888HS-2」、入選賞(各5名)「長野県名産品詰め合わせ(3千円相当)」が贈られる。また、入賞作品は、長野県・信州キャンペーンのPR素材、マウスコンピューターのスクリーンセーバーに収録され、長野県庁にも掲示される予定。結果発表は10月下旬。

 審査委員は、マウスコンピューター代表取締役社長の小松永門氏、長野県観光部部長の熊谷晃氏のほか、長野県生まれの写真家である小林紀晴氏、秦達夫氏の4名。

 23日に行なわれた発表会では、春編のグランプリ作品も発表され、受賞者が表彰された。

マウスコンピューター代表取締役社長の小松永門氏

 発表会で秦達夫氏は、「仕事柄、賞を取るために撮影された作品によく出会う。今回もそういう作品が多いだろうと予想したが、じっさいには長野の深いところを知ろうとして撮られた写真が多く、普通のコンテストとは違うと感じた。結果としても、技術に長けているものではなく、撮影した人が感じた信州を端的に表わしたものが入賞した」と総評を述べた。

写真家でコンテストの審査委員も務める秦達夫氏

 アウトドア部門のグランプリは、片平和生氏の「新緑の白駒池」。片平氏は、「山が好きで、年中、山に行く。なかでも信州の山が好きで、行く度に世界に誇れる山だと感じる。その魅力を伝えたいと思い、撮影した。1人でも多くの人がこの写真を見て、長野に行きたいと思ってもらえれば」と語った。

片平和生氏
「新緑の白駒池」

 歴史・文化部門のグランプリは、福嶋良晶氏の「なごり雪」。福嶋氏は、「コンテストに出る機会はあまりないが、松本に住んでおり、その良さを知ってもらいたいと応募。この写真は春分の日に撮ったもの。市街地は雪が少ないので、雪の松本城を体験できるのはシーズンに数回。今回、たまたまこのタイミングで雪が降ってきたので、慌てて撮影した。今後もいろんなところで撮影したい」と述べた。

福嶋良晶氏
「なごり雪」

 癒し部門のグランプリは、fummyfly氏の「春、霞む、御岳山」。写真に写っている2人の老夫婦はじつはカカシ。人間味のあるカカシの癒しと山の対比が素晴らしく、かつ驚きのある写真だったと、長野県観光部部長の熊谷晃氏が受賞理由を語った。

fummyfly氏の「春、霞む、御岳山」
フォトコンテスト夏の賞品
作品を振り返る3氏