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ファーウェイ、ライカカメラ搭載のSIMロックフリースマートフォン「P20」
~認定修理店を全国7カ所に展開へ
2018年6月11日 20:14
華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、SIMロックフリースマートフォン「P20」を15日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は69,800円前後の見込み。
ライカブランドのカメラを持つ「P9」、「P10」の後継にあたる。コンパクトカメラで撮影する横持ちスタイルを前提としたデザインとなったのが特徴。
1,200万画素の1/2.3インチ大型センサーの採用により、1.55μmの大きな画素サイズを確保。これはGalaxy S9+より10%、iPhone Xより25%大きい面積だという。また、背面に色温度センサーを備え、正確なホワイトバランスを実現。さらに、1億枚を超えるプロの写真を機械学習で分析し、シーンに合わせた画質調整を行なう。
画面占有率を高めたノッチつきディスプレイを備え、アスペクト比は18.7:9となっている。ノッチ部に部品を効率的に配置することで画面面積を高めた。
搭載されるプロセッサは、AIに最適な機能を内包したKirin 970となっている。ユーザーの行動パターンを学習し、インテリジェントなリソース割当や行動予測などにより、システムの対応速度が最大60%、操作の滑らかさが最大50%向上するという。
このほか、約30分で58%充電可能な「SuperCharge」技術、外部ディスプレイに接続するとPCのように使える「PCモード」、990kbpsの帯域で高音質なBluetoothオーディオを実現するHi-Res Wireless Audioへの対応、Dolby Atomsへの対応、デュアルSIMによるデュアル4G/デュアルVoLTEへの対応などが謳われている。
おもな仕様は、SoCにKirin 970、メモリ4GB、ストレージ128GB、2,244×1,080ドット表示対応5.8型液晶ディスプレイ、OSにAndroid 8.1ベースのEMUI 8.1などを搭載。カメラは背面が1,200万画素RGB/F1.8+2,000万画素モノクロ/F1.6、前面が2,400万画素/F2.0。
インターフェイスは、USB 3.0 Type-C、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、NFCなどを備える。SIMはNano SIM×2で、対応バンド帯は、FDD-LTEが1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32、TDD-LTEが34/38/39/40/41、WCDMAが1/2/4/5/6/8/19、TD-SCDMAが34/39、GSMが850/900/1,800/1,900MHz。
バッテリは3,400mAh。本体サイズは約70.8×149.1×7.65mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約165g。
認定修理店を全国7カ所に展開へ
発表会では、Huaweiデバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波氏が挨拶。2018年第1四半期の同社のスマートフォンの出荷量が全世界で3,930万台に達していること、第1四半期の全世界の市場シェアで11.8%を獲得し、Appleに迫っていること、ブランド認知度が高まっていること、研究開発費がAppleを超えていること、欧州での特許出願件数が1位となっていることなどを挙げ、順調にビジネスを拡大していることをアピールした。
また、日本市場においてもスマートフォン全体で4位のシェアを獲得している点、Androidタブレットでシェア1位を獲得していること、ブランド購入意向が非常に高まっている点などを挙げ、それらの成功を受けて、今回P20シリーズを投入することを紹介。また、今後の顧客満足度をさらに高めるために、6月20日より認定修理店を渋谷、横浜、札幌、仙台、名古屋、広島、福岡の7カ所に展開することも掲げた。
発表会には、写真家の内田ユキオ氏も登壇し、P20を使えば、水族館や花、夜景、ポートレートといった、なかなかきれいに撮るのが難しい写真が簡単に撮れるを紹介。また、ゲストとして呼ばれた西山茉希さんも、P20を使った日常のスナップショットを公開し、P20の高画質を讃えた。