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Gmailに単語予測変換を超えた文章予測変換機能

 米Googleは、開発者会議「Google I/O」を8日~10日(現地時間)にかけて開催しており、同社はこのなかで、Gmailの利便性を強化する文章予測変換機能「Smart Compose」を発表した。

 Gmailには昨年(2017年)に「Smart Reply」という返信文の自動生成機能が追加されたが(Gmail、機械学習で短い返信文を自動生成する機能が追加参照)、今回のSmart Composeでは、AIが“文章”を予測するというもので、文頭から文末までの内容を提示する。

 たとえば、ユーザーが文章を書いている途中で、そのあとに続くと思われる文言が提示され、その内容で問題がなければ[Tab]キーを押すことで入力を省略可能。予測はバックグラウンドで行なわれているため、ユーザーは普段どおりにメールを書くだけでよい。Googleは、Smart Composeによって文字の入力間違いや、時間の節約を図れるとする。

 Smart Composeは、今後数週間以内にコンシューマ向けのGmailに実装される予定で、法人向けのG Suiteでは数カ月内に利用可能になる予定。なお、Smart Composeを試すには、Gmailの設定から「[新しい Gmail をお試しください」を選択し、「試験運用段階の機能へのアクセス」を有効にする必要がある。